「ものの見方はひとつじゃないよ」──そこから見えてくるふしぎな世界。絵本作家の後藤徹さんが描く「くるりんぱ」は、動物をモチーフにした作品です。その絵を「くるり」と回転させると、「ぱっ」と変身。べつの動物が見えてきます。
「くるりんぱ」の動物たちは、学校で勉強する機会のない子どもたちのための「ユネスコ世界寺子屋運動」にも参加しています。ものの見方にいろいろあることを知って、学校って楽しい、と気づいてもらうこと──そんな願いがこめられています。
「ユネスコ世界寺子屋運動」は、国際識字年(1990年)をきっかけに始まった運動。この運動に賛同した多摩動物公園では、特別企画として「くるりんぱ展」を約2か月にわたって開催します。
手で回転させることのできる「くるりんぱ」の展示、自分で「くるりんぱ」をつくるワークショップ、チャリティーなどをおこないます。
会期 2005年3月5日(土)~5月8日(日)の午前11時~午後4時30分
会場 ウォッチングセンター内展示ホール、および、れくちゃーるーむ
内容
1)絵本「くるりんぱ」を題材にした、動物たちの絵の展示。手で回転させてみてください。
2)園内2か所に「くるりんぱ」スツール屋外オブジェを設置。自由に遊ぶことができます。
3)自分だけのオリジナル「くるりんぱ」を作るワークショップ。2005年3月19日、26日、4月2日、9日、16日、23日(いずれも土曜日)に開催
4)「くるりんぱ」のカードやマグネットを使って遊ぶコーナーや、「くるりんぱ」で占う性格診断コーナーなど
5)「くるりんぱ」に出てくる動物たちを園内で探しながらスタンプを集めるスタンプラリー
6)チャリティーグッズ(くるりんぱのポストカード、絵本、シール等)よる募金。売上金はすべてユネスコ世界寺子屋運動に寄付します。
「くるりんぱ」の作者は後藤徹さん。「マルタン」の名で、フレーベル館などから絵本を刊行されています。
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ユネスコ世界寺子屋運動
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ユネスコ世界寺子屋運動くるりんぱ(アニメーションやワークショップのビデオもあります)
(2005年2月10日)