催し物
2月22日「猫の日」にツシマヤマネコ講演会ほか
 └─井の頭 2009/01/16

 2月22日は「猫の日」。「222」を「ニャンニャンニャン」と読むのだとか。1987年に制定されました。ツシマヤマネコの保護と繁殖に取り組んでいる井の頭自然文化園では、「猫の日」にちなみ、2009年2月22日(日)、ツシマヤマネコに関する講演会を開催します! また同日、ヤマネコスポットガイドやクイズラリー、関連グッズの販売もおこないます。

ツシマヤマネコ講演会「希少野生動物の保護とイエネコ」

日時 2009年2月22日(日)午後1時30分~4時30分
場所 井の頭自然文化園本園の資料館2階
対象 高校生以上90名
内容 講演3題と質疑応答

講演1「ツシマヤマネコの現状と動物園での活動」
 小林和夫
 (井の頭自然文化園副園長)
   午後1時30分~2時

 ツシマヤマネコの生息数は80~100頭といわれており、10年に10%ずつ個体数が減少しています。これ以上減ると個体群の維持が困難になってしまいます。ツシマヤマネコの現状、対馬での保護活動、動物園での飼育下繁殖への取組についてご紹介します。

講演2「希少野生動物の保護とイエネコ問題」
 羽山伸一
 (日本獣医生命科学大学野生動物教育研究機構 機構長)
   午後2時~3時

 イエネコは、古代エジプトで野生のリビアヤマネコが家畜化された人工の動物です。世界に広まったイエネコは、やがて捨てられるなどして各地で野生化しました。その結果、イエネコの捕食によって、希少野生動物たちが絶滅の危機に瀕しています。人間によって世界最悪の外来動物にされてしまったイエネコの問題を、対策の最前線である沖縄や対馬の事例から紹介します。

講演3「小笠原における東京都獣医師会の活動」
 高橋恒彦
 (社団法人東京都獣医師会、小笠原動物医療派遣団団長)
  午後3時~4時

 小笠原におけるノネコ問題の対策に、獣医師会がどのような形で協力しているのかを紹介します。希少野生動物もイエネコも、人間の無理解や無関心による被害者です。飼育動物の健康を管理し、適正な飼育方法を普及していくことが大変重要であり、希少野生動物の保護へつながります。

質疑応答 午後4時~4時30分

応募方法
 往復はがきに、代表者の住所・氏名・年齢・電話番号、希望者全員の氏名・年齢を明記し、返信面に代表者の住所・氏名を記入して、〒180-0005 武蔵野市御殿山1-17-6 井の頭自然文化園「ツシマヤマネコ講演会」係あてにお送りください。応募多数の際は抽選をおこない、当落にかかわらずお知らせします。

申込締切 2009年2月10日(火)消印有効

講演会以外の催し物

◎ヤマネコスポットガイド

 午後0時30分~1時20分、ヤマネコ舎前で飼育担当者がヤマネコに関するお話をし、ボランティアがスポットガイドをおこないます。

◎クイズラリー「ヤマネコをさがせ!」

 午前11時から正門広場でカードをお配りします(先着 200名)。カードを手に、ツシマヤマネコに扮したスタッフ(園内5か所)を探して、クイズに挑戦してください。全問正解された方には記念品をプレゼント!

◎ツシマヤマネコ関連グッズの販売

 NPO法人「どうぶつたちの病院」によるツシマヤマネコ関連グッズの販売です。午後0時30分~4時30分、資料館集会室前とヤマネコ舎前で開催。収益はツシマヤマネコなど希少動物の保護活動に役立てます。

※上記イベントをまとめたPDFチラシはこちらです(1ページ、約570KB)。

(2009年01月16日)



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