※募集終了しました。
上野動物園では、身近な野生の生き物に親しんでいただくため、毎年夏の時期にセミとコウモリの観察会を開催しています。今回は、その関連企画として、中学生以上を対象に、
コウモリにスポットを当てた観察会を開催します。
世界で1,400種を超えるとされているコウモリの仲間には、獲物を捕らえたり障害物を避けて飛んだりするのに役立つ「エコーロケーション」というワザを使う種が数多くいます。超音波を出して、はね返ってくる反響音を聞くことで周囲の環境を把握しているのです。
今回は、不忍池にやってくる野生のアブラコウモリや、上野動物園で飼育するセバタンビヘラコウモリの姿と彼らが出す超音波を実際に観察するとともに、東京の離島・伊豆大島に生息するコキクガシラコウモリが巣穴から出てくるようすをライブ中継でご覧いただき、「エコーロケーション」を中心に、くらす環境によって異なるコウモリの形態や生態を比較しながら観察します。
一緒に観察するのは、コウモリの研究者と上野動物園の動物解説員。コウモリ愛に溢れる二人の話を聞きながら、皆さんも、日常では出会えないコウモリの音の世界をのぞいてみませんか?
日時 2023年9月23日(土・祝)15時15分~19時
※小雨決行(雨天時・荒天予報時は中止)
場所 上野動物園西園 不忍池周辺
※詳しい集合方法は、当選された方にメールで連絡します。
対象 中学生以上
※小学生以下の方はご参加いただけません。
定員 40名 ※事前申込制
持ち物 飲み物、虫よけスプレー、虫刺され薬など
内容
講師からコウモリについてのお話を聞いた後に、園内に出て実際にコウモリの出す超音波を特殊な機械で聞きながら、その姿や行動を観察します。また、モニターで伊豆大島のコウモリの出巣のようすをライブ中継でご覧いただきます。
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不忍池のアブラコウモリ | 伊豆大島のコキクガシラコウモリの 観察場所 |
【講師①】
野尻太郎氏(順天堂大学大学院医学研究科解剖学・生体構造科学講座協力研究員・日本学術振興会特別研究員PD)
【プロフィール】
2022年東京大学大学院農学生命科学研究科で博士 (農学)取得後、現職。コウモリ類の超音波能力(エコーロケーション)の進化研究で学位を取得。胚発生から進化史を読み解く"進化発生学"を武器に、現在はコウモリも含めて多様な脊椎動物の発声能力の進化を研究している。趣味のバンド音楽活動と動物観察を両方仕事にしたいと考え、コウモリたちの超音波を調べるようになった。
野尻太郎氏
【講師②】
金沢大樹(上野動物園教育普及課教育普及係[動物解説員])
【プロフィール】
2017年麻布大学動物応用科学科卒業。大学時代は野生動物学研究室に所属し、2種のコウモリの食性比較を卒業論文テーマにした。2018年に(公財)東京動物園協会に就職し、大島公園動物園に飼育係として配属される。伊豆大島に赴任中に伊豆大島ジオパーク認定ガイド資格を取得。2023年4月から現職。動物解説員として働く傍ら、趣味でコウモリ観察やバンド活動を通して音を楽しんでいる。
金沢大樹
応募方法
受付フォームで以下のとおりお申し込みください。
お申し込みの際は、@tokyo-zoo.net及び@kintoneapp.comからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。
なお、お申し込み後に自動返信メールが届かない場合は、上野動物園 教育普及係までご連絡ください。
《こちらの受付フォームからお申し込みください》
※外部サイト(kintoneapp.com)に移動します。kintoneapp.comは、トヨクモ株式会社が管理運営するウェブサイトです。今回のプログラム参加者募集に際して応募者の方々からご提供いただく個人情報は、トヨクモ株式会社が管理するサーバーに厳重に保管し、目的のための使用終了後、すみやかに削除するなど、厳正かつ適正な運用をおこないます。
【問い合わせ先】上野動物園 教育普及係
TEL:03-3828-5171(代表) ※受付時間は9時30分〜17時
【締 切】
2023年9月13日(水)送信分まで有効 ※募集終了しました。
※応募者多数の場合は抽選とし、当落に関わらず9月14日(木)までにお知らせします。
※応募はひとり1回のみ、1回につき4名までとします。 同じ応募者による複数の応募はすべて無効となりますのでご注意ください。
(2023年08月24日)