2022年3月20日に開園140周年を迎えた上野動物園では、
「はじまりはいつも上野から──動物園が、未来の動物たちにできること」をキャッチコピーに、絶滅の危機に瀕している野生動物たちをはじめとするすべての生き物や、環境のために何ができるかを考えることをテーマにした記念企画を開催してまいりました。
140周年期間を締めくくるイベントとして、SDGsを身近に感じることをテーマにした特別なイベントを開催します。環境に配慮してつくられた食事を提供するキッチンカーの設置や、寄付につながるグッズの販売、さらに動物を通してSDGsの理解を深めることを目的として、野生動物の保全団体や上野動物園職員によるトークイベントをおこないます。
※近くで会話をする場合や屋内施設においては、マスクの着用をお願いします。
※レストランなどにおきましても、会食後はマスクの着用をお願いします。
1.買って・食べて貢献する「SDGsプチマルシェ」
環境に配慮してつくった食事を販売し、食べてもらうことで農家の支援につなげるキッチンカーや、野生生物保全団体による寄付金付きのグッズ販売など、SDGsの目標達成に取り組むお店が集合! 商品を買って、食べて、野生動物や環境の保全に貢献することができます。
日時 2023年3月3日(金)、4日(土)、5日(日)各日10時~16時 [荒天中止]
場所 東園 五重塔前
参加店舗および商品
※各店舗とも商品が売り切れしだい終了となります。ご了承ください。
※東京動物園友の会、動物園サポーターなどの割引適用はありません。
2.世界野生生物の日記念企画「君もアニマルレンジャー! 密輸や密猟から動物たちを守ろう!」
毎年3月3日は「世界野生生物の日」です。絶滅の恐れのある野生動植物を保護するため国際取引を規制する「ワシントン条約」が1973年3月3日に採択されたことから国連が制定した記念日です。
これにちなみ、上野動物園で飼育展示している動物のなかでも特に密輸や密猟の影響を受けて野生での生息数が減っている野生動物について、保全団体の職員と当園の職員がお話しします。密輸や密猟という言葉になじみのないお子さまに広く知っていただけるよう、小学生以上を対象とした内容です。
◆コツメカワウソなどのお話
当園職員がコツメカワウソの生態についてお話ししたあと、公益財団法人世界自然保護基金ジャパンの(以下「WWFジャパン」)職員が野生動物の密輸や密猟の問題についてお話しします。
日時 2023年3月3日(金)、4日(土) 各日13時~、14時~(各回20分程度)[荒天中止]
場所 東園 五重塔前
対象 どなたでも参加可能です
内容 〇 コツメカワウソのお話(上野動物園職員)
「コツメカワウソってどんな動物?──その生態と魅力をお伝えします」
〇 野生動物の密猟、密輸のお話(WWFジャパン職員)
「ペット利用によって危機にさらされる野生動物──「かわいい」の先に考えるべきこと」
◆トラのお話
当園のトラの飼育係がトラについてお話ししたあと、認定NPO法人トラ・ゾウ保護基金(以下「JTEF」)の職員がトラの密輸や密猟の問題についてお話しします。
日時 2023年3月5日(日) 14時~(20分程度)[荒天中止]
場所 東園 五重塔前
対象 どなたでも参加可能です
内容 〇 スマトラトラのお話(上野動物園職員)
「トラはなぜシマシマなの?」
〇 トラの密輸・密猟のお話(JTEF職員)
「トラを密猟者から守るために」
3.開園140周年記念樹木ガイド「この木どんな木?」
日ごろ園内の樹木管理をおこなう当園施設係の職員が、樹木そのものについて解説するほか、計測方法などについてもお話しします。
ご参加いただいた方には、動物園での樹木の活用について学ぶことができるクイズシートをお配りします。園内2ヵ所に設けられたクイズポイントをご自身で回り、伐採された樹木を活用している動物の展示や解説パネルを見て答えを考えましょう。クイズを解いたあとは、答え合わせポイントにお越しください。職員の解説による答え合わせをおこないます。
日時 2023年3月3日(金)、4日(土)、5日(日) 各日11時〜 [荒天中止]
集合場所 西園 フラミンゴ横
※職員による答え合わせは、各日11時30分から12時まで子ども動物園すてっぷ横でおこないます。
対象 中学生以下のお子さま
※参加証は中学生以下のお子さまにのみお渡ししますが、付き添いのご家族もご参加いただけます。
定員 各日30名 ※参加証は先着順でお渡しします。
参加費 無料 ※別途入園料が必要です
(2023年02月22日)
(2023年03月02日:「2.世界野生生物の日記念企画『君もアニマルレンジャー! 密輸や密猟から動物たちを守ろう!』」の内容にタイトルを追記)