お知らせしているとおり、開園140周年を迎えた上野動物園では夏休み期間中にさまざまな企画を実施しています。
この
パネル展「見たい! 知りたい! どうぶつえん」ではとっておきの写真とともに、クロサイの上唇の形や、まるでニンジンのような色をしたミヤコドリのくちばしの使い方など、飼育担当者がみなさんに見てほしい、知ってほしいポイントを手書きで解説しています。あわせて、その動物が野生でおかれている現状や動物園でおこなっている保全の取組みについても紹介しています。
解説パネル(左からヒガシクロサイ、コサンケイ、ワオキツネザル)
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、園内で飼育担当者が来園されたみなさんに直接お話しすることが難しいいま、動物たちのことをもっと知っていただくために、私たちに何ができるだろうと考え、この企画が生まれました。
パネルを通して動物たちの新たな魅力や動物園での保全活動を知り、いまよりももっと動物たちに興味をもってくださるとうれしいです。
このパネル展は夏休み期間中に来園する多くのお子さまにも楽しんでいただけるように、小学生以上を対象とした内容になっています。パネルは園内に合計12ヵ所設置しています。ゾウからカタツムリまで、さまざまな動物のほか、診察で使う動物病院のCTスキャンや動物を運ぶときに使う専用の箱についても紹介しています。
この機会にぜひ、パネルを見ながらいろいろな動物の観察をお楽しみください。
期間 2022年7月26日(火)~8月28日(日)
パネル設置場所
①ゾウのすむ森(アジアゾウ)
② ゴリラ・トラの住む森(コサンケイ)
③ バードケージ(ミヤコドリ)
④ 動物医療センター(ニホンライチョウ)
⑤ 世界のサル(アビシニアコロブス)
⑥ パンダのもり(ジャイアントパンダ)
⑦ 小獣館(オリイオオコウモリ)
⑧ アフリカの動物(ヒガシクロサイ)
⑨ 両生爬虫類館(イボイモリ・アナカタマイマイ)
⑩ ケープペンギン前(動物の輸送箱について)
⑪ アイアイのすむ森(ワオキツネザル)
⑫ 子ども動物園すてっぷ すてっぷ館(アメリカザリガニ)
(2022年08月09日)