上野動物園、国立科学博物館、そして東京国立博物館の3人の先生といっしょに、本物のゾウ、骨格のゾウ、作品のゾウに会いに行きましょう。めざせ、ゾウ博士!
日 時 2015年5月17日(日)9時~14時30分
会 場 上野動物園→国立科学博物館→東京国立博物館の順に巡ります
対 象 開催時に小学5年生〜高校3年生の方・30名
参加費 無料
持ち物 筆記用具・昼食・飲み物
◎内 容
ゾウが上野動物園に初めてやってきたのは明治21年(1888年)、今から100年以上も前のこと。今ではすっかりおなじみの人気者の動物です。でも、上野の山でゾウに会えるのは動物園だけではありません。国立科学博物館には3種類のゾウの骨格、東京国立博物館にはアジア各地でつくられたゾウの作品があります。動物園と博物館のゾウをめぐることで、ゾウのくらし、体のつくり、私たち人間とのかかわりなど、いろいろなことが見えてくるでしょう。そして、これから先の未来にも、ゾウとともにこの地球で生きていくためにはどうしたらよいか、みなさんといっしょに考えてみましょう。
1.上野動物園「テーマ:生きたゾウの観察」
講師:上野動物園 動物解説員 小泉祐里
〔講師からみなさんへのメッセージ〕
ゾウのなかまは、陸上最大の体でありながら、鼻先ではじつに細かいことのできる器用さももった、たいへん魅力的な生き物です。まずは動物園で、みなさん自身の目でそれを確かめましょう。またアジアゾウは人とともに歩んできた動物でもあり、それが動物園の飼育法にも生かされています。生き物としてのゾウと、人との関係の中でのゾウ。両方の側面からゾウを観察し、後の2つの博物館の見学へつなげます。
2.国立科学博物館「テーマ:ゾウの骨格」
講師:国立科学博物館 動物研究部 川田伸一郎
〔講師からみなさんへのメッセージ〕
ゾウのなかまは現在アフリカゾウ(サバンナゾウ)、マルミミゾウ、アジアゾウの3種に分類されています。これらの種の違いはいったいどんなところにあるのでしょうか。国立科学博物館では骨格標本などを見ながら、ゾウの骨の形について学びましょう。標本は並べて比較することができるので、きっとみなさんにも種と種のちがいが見つかるはず。
3.東京国立博物館「テーマ:トーハクのゾウたち」
講師:東京国立博物館 教育講座室 神辺知加
〔講師からみなさんへのメッセージ〕
トーハクでは、動物園で見る生きた象とは一味違い、人々が作った象たちを紹介します。ひとつひとつが個性的です。たとえば、インドのカラフルな絵に描かれた象は「ニヤリ」と笑っています。カンボジアの陶器の象は、ぷっくりと太ってとってもかわいらしい姿です。仏さまを乗せた、牙が6本ある白い象もいますよ。バラエティーに富んだ象たちのパレード、お楽しみに。
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上野動物園 アジアゾウ | 国立科学博物館 骨格標本のゾウ | 東京国立博物館 美術作品のゾウ |
スケジュール
09:00 上野動物園表門出口前集合、受付
09:20 上野動物園「生きたゾウの観察」
10:20 国立科学博物館へ移動
10:45 国立科学博物館「ゾウの骨格標本などを見学」
12:00 昼食(国立科学博物館内)
12:40 東京国立博物館へ移動
12:55 東京国立博物館「ゾウの美術作品の見学」
14:00 まとめ、アンケート記入など
14:30 解散(東京国立博物館内)
◎申込方法
参加ご希望の方は、はがき、または専用のウェブフォームに次の項目を記入してお送りください。
応募者多数の場合は抽選の上、当落についてご連絡いたします。
1 講座名「上野の山でゾウめぐり」
2 参加希望者の氏名とフリガナ(※はがき1枚、あるいはウェブフォーム1通で4名まで応募できます。ただし「小学生のみ」の場合は保護者1名の同伴が必要ですので、保護者の氏名・フリガナもお書きください)
3 学年・年齢(※セミナー開催時の学年をご記入ください)
4 当落連絡のための住所と氏名
5 代表者の電話番号
6 アンケート(企画参考にさせていただくためのアンケートです。当落には関係ありません)
①「ゾウ」についてどんなイメージをおもちですか? 何を思い浮かべますか?
②今回のセミナーで見たいもの、知りたいことは何ですか?
◎ウェブフォーム:
こちらから申込できます ※募集終了しました
◎宛先 〒110-8711 東京都台東区上野公園9-83
上野動物園 教育普及係「上野の山でゾウめぐり」係
◎締切 2015年4月26日(日)必着
◎問合せ先 上野動物園 教育普及係 電話03-3828-5171(代)
※開催当日、報道機関の取材が入る場合があります。どうぞご了承ください。
※お送りいただいた個人情報は、この催し物の募集・連絡・開催のためにのみ使用し、終了後はすみやかに破棄します。
◎上野ミュージアムウィークについて
毎年5月18日は「国際博物館の日」です。この日は博物館が社会に果たす役割について広くアピールするため、国際博物館会議(ICOM イコム)によって提唱され、1977年に設けられました。上野のさまざまな博物館・美術館などの文化施設は、国際博物館の日の前後を「上野ミュージアムウィーク」と定め、各施設が連携してさまざまなイベントを開催します。今年2015年のテーマは「持続可能な社会のためのミュージアム」です。
(2015年03月02日)