1911年2月23日、上野動物園に日本初来園となるカバがやってきました。今年(2011年)はカバが日本に初めて来て、100年目になります。上野動物園ではカバ来園100周年を記念して、カバをテーマにした「河馬博覧会」を開催します。
会期 2011年2月15日(火)~5月8日(日)
午前10時~午後3時
会場 上野動物園西園「ズーポケット」
内容
上野動物園のカバ飼育史「カバ名鑑」
この100年間に上野動物園で飼育したカバの写真や来歴、エピソードなどを紹介。カバ飼育史をふりかえります。
カバ美術館「アート・オブ・ヒポポタマス」
石彫やテラコッタ、ステンレス鋳物に発砲スチロール、日本画まで、さまざまな表現方法でカバをモチーフにした美術品を展示します。
カバグッズの展示「ザ・ヒッポパレード」
日本屈指のカバグッズコレクター、ヒポミさんのコレクションをつうじて、世界中で広く愛されてきたカバのキャラクターを探ります。
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ヒポミさんのブログ
関連イベント
◎カバの歯磨きとキーパーズトーク
動物園のカバは、牧草やおからなどを食べています。野生にくらべ柔らかい餌なので、歯の間につまることも。そのままにしていると歯周病になる可能性もあるので、飼育係が定期的に歯磨きをします。カバの歯磨きをごらんいただきながら、飼育係の解説をお聞きください(カバが歯磨きをしたくない気分のときには、飼育係の解説のみおこないます。)。
日時 2011年2月23日(水)、26日(土)
午後2時30から約10分間
場所 上野動物園西園「カバ舎」前
◎カバの特別スポットガイド
動物園で活動するボランティアが、カバの歴史などについてクイズをまじえながら説明します。
日時 2011年2月23日(水)、25日(金)
午後1時~3時
場所 上野動物園西園「カバ舎」前
◎ワークショップ・カバフィギュア教室
造形作家の木村大介さんの指導で、木村さんオリジナルのカバフィギュアに色をぬります。材料や用具はすべてご用意します。世界でひとつだけのカバフィギュアを作ってみませんか?
追記:フィギュア教室は臨時休園により3月中に実施できませんでしたが、4月16日(土)と17日(日)に開催します。
日時 2011年4月16日(土)、17日(日)
午後1時30分~3時30分
場所 上野動物園事務所3階会議室
※受付は西園ズーポケット
定員 各日先着20名
参加費 500円(フィギュア製作材料費)
◎カバの紙芝居上演
日本に最初に来たカバをテーマにしたオリジナル紙芝居「カバ100年ものがたり」を、作者の三橋トラさんが上演します(各20分)。
日時 2011年
2月23日(水)13:00~13:20
2月25日(金)13:00~13:50
2月27日(日)13:30~13:50
3月27日(日)13:00~13:20
4月01日(金)13:30~13:50(※)
4月04日(月)14:00~14:20(中止です)
※地震の影響による臨時休園後、4月1日から再開園しますが、
紙芝居は4月1日も予定どおり実施します。
場所 上野動物園西園「カバ舎」前
◎カバ来園100年を記念して
「カバ車」がやってくる!
太平洋戦争終結時、日本の動物園にはカバがいませんでした。日本が復興の道を歩み始めた1950年代初め、カバヤ食品がカバの形の車を作り、子どもたちのために全国を巡回しました。
21世紀になり、働く楽しさを知るためのプロジェクトとして、兵庫県尼崎市内の高校生がカバ車の復刻版製作に参加しました。カバ来園100周年を祝って、この復刻版カバ車が上野動物園にやってきます。
日時 2011年2月26日(土)、2月27日(日)
午前10時から午後3時
場所 上野動物園西園「東照宮門」駐車場(動物園ホール脇)
※協力:カバヤ食品株式会社
※カバ車へは乗車できません。
写真上から
・1911年に初めて日本に来たカバ
・新谷一郎さん作「やすらぎ」
・村中保彦さん作「河馬の工事現場」
・ヤジマキミオさん作「実物大カバ」(制作途中)
・齋藤弘光さん作「昼寝」
・カバ切手
・カバフィギュア教室作品例
・山田実穂さん作「口をあけるコカバ」
・復刻版「カバ車」
(2011年01月28日)