催し物
アカガシラカラスバト特別展「あかぽっぽ祭」
 └─2008/09/26

 アカガシラカラスバトは小笠原諸島に生息する絶滅危惧種の鳥。上野動物園では、2001年3月からその保護と繁殖に取り組んでいます。

 2008年11月、上野動物園では、アカガシラカラスバトの現状と小笠原諸島の自然、保護と繁殖への取り組みなどを紹介するために「あかぽっぽ祭」を開催します。あかぽっぽ祭の内容は、「パネル展」と「講演会」です。

 ※「あかぽっぽ」は「アカガシラカラスバト」の愛称です。

◎パネル展

 会期 2008年11月1日(土)~11月30日(日)
    午前10時~午後4時

 会場 上野動物園西園ズーポケット

 内容 アカガシラカラスバトの生息地の状況、保護活動の現状、動物園での飼育状況などを、パネルやビデオでご紹介します。また、会期中毎日曜日は「あかぽっぽ関連グッズ」を販売します。その収益は、アカガシラカラスバトなど、希少野生動物の保護活動に役立てます。

◎講演会

 1)2008年11月15日(土)午後1時30分~午後4時

   「小笠原・ノネコの脅威、東京での順化・里親探し」

   ・アカガシラカラスバトおよび海鳥の脅威となって
    いるノネコの話(講師:NPO法人小笠原自然文化研
    究所・鈴木創さん)

   ・東京でのネコの順化、里親探しについての話
    (講師:東京都獣医師会副会長・小松泰史さん)

 2)2008年11月16日(日)午後1時30分~午後4時

   「アカガシラカラスバトの生態、小笠原の現状」

   ・アカガシラカラスバトの生物学的な話
    (講師:森林総合研究所鳥獣生態研究室主任研究員・
     川上和人さん)

   ・小笠原のアカガシラカラスバトの現状
    (講師:NPO法人小笠原自然文化研究所・鈴木創さん)

 会場 上野動物園 動物園ホール

 定員 中学生以上、各日 140名

 申込 往復はがきかEメールでお申し込みください。

    【往復はがき】
     催し物名、希望日、参加希望者全員の氏名と年齢、
     代表者の住所と電話番号を明記し、返信面に代表
     者の住所・氏名を記入して、〒110-8711 台東区
     上野公園 9-83 上野動物園教育普及課「あかぽっ
     ぽ祭講演会」係までお送りください。

    【Eメール】
     希望日、参加希望者全員の氏名と年齢、代表者の
     住所と電話番号、メールアドレスを本文に入力し、
     akapoppo@tokyo-zoo.netにお送りください。

 締切 2008年11月6日(木)
    2008年11月12日(水)(必着)に延長しました!
    
◎特別展「あかぽっぽ祭」の開催の経緯

 2008年1月、小笠原諸島の父島に住民、NPO法人、研究者、行政担当者(環境省、林野庁、東京都、小笠原村)、動物園関係者などが集まり、4日間にわたって国際ワークショップを開催しました。このワークショップでは、動物園はアカガシラカラスバトの飼育下繁殖に取り組むとともに、普及啓発活動に力を注ぐことが強く求められました。あかぽっぽ祭は、このワークショップで合意にいたった活動方針にもとづいて開催することになりました。

主催:(財)東京動物園協会、上野動物園

共催:(社)東京都獣医師会、NPO法人小笠原自然文化研究所、NPO法人どうぶつたちの病院、小笠原自然観察指導員連絡会

後援:環境省関東地方環境事務所、林野庁関東森林管理局、東京都環境局、小笠原支庁、小笠原村役場、(社)日本動物園水族館協会

(2008年09月26日)



ページトップへ