多摩動物公園では2月2日の「世界湿地の日」にちなみ、コウノトリの生態や保全の取組について知っていただくための「コウノトリまつり2024」を開催します（上野動物園、葛西臨海水族園、井の頭自然文化園でも湿地をテーマとしたプログラムを実施します。詳しくはこちらをご覧ください）。

　「コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル」（IPPM-OWS）との共催でおこなうこのイベントでは、コウノトリの保全に関わる自治体や団体などのブース出展と、スペシャルトークなどの関連イベントをおこないます。多摩動物公園にぜひご来園ください。

（PDFダウンロードはこちらから）
※「コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル（IPPM-OWS: Inter-institutional Panel on Population Management of the Oriental White Stork）：コウノトリの飼育施設、放鳥をおこなう地方自治体や、繁殖地がある地方自治体などが協力しながら、コウノトリの保全にかかわる生息域内外の課題解決を目指して、2013年に設立されました。


子育て中のコウノトリ
日程　　　2024年3月9日（土）、10日（日）
場所　　　多摩動物公園
共催　　　コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル（IPPM-OWS）
後援　　　公益社団法人日本動物園水族館協会

紹介ブース

　コウノトリの生態についての解説や、各団体等におけるコウノトリ保全の取組をパネルや映像等を使って紹介するほか、工作などの体験型イベント、コウノトリ関連グッズの販売をおこないます。

日時　　　2024年3月9日（土）11時30分～16時　※各ブースの準備が整いしだい、順次開始します。
　　　　　 　　　 3月10日（日）9時30分～16時
場所　　　正門前広場から続く園路（※雨天時：ウォッチングセンター内）
出展予定　小山市、鴻巣市、野田市・こうのとりの里、福井県、越前市、豊岡市、
　　　　　兵庫県立コウノトリの郷公園、IPPM-OWS、東京動物園協会

コウノトリスペシャルトーク

　国内のコウノトリ保全活動に関するスペシャルトークをおこないます。あわせてコウノトリの剥製や卵などの標本も展示します。

日時　　　2024年3月9日（土）と10日（日）、各日14時～15時
場所　　　ウォッチングセンター内動物ホール
対象　　　どなたでもご参加になれます
講師　　　船越 稔 氏（兵庫県立コウノトリの郷公園　主任飼育員）

内容
◆「コウノトリとともに歩んだ32年」
　1971年に一度日本から姿を消したコウノトリ。その後、国内飼育下で繁殖に取り組み、2005年には野外への放鳥が始まりました。現在では繁殖地が各地に広がり、380羽以上が日本の空を飛んでいます。一方で、傷病鳥の救護なども増えてきています。時代とともに変わってきたコウノトリの野生復帰について、現場での活動に長年携わってきた船越氏ならではの視点でお話しいただきます。

【船越氏プロフィール】
　1991年の入職当時からコウノトリの飼育・繁殖を担当。その後、2005年に始まったコウノトリ放鳥事業に携わる。現在はコウノトリの野生復帰を実現するための様々な活動を担っている。

コウノトリキーパーズトーク

　コウノトリの飼育担当者が、コウノトリの飼育と繁殖の方法や、動物園での取組についてお話しします。

日時　　　2024年3月9日（土）、10日（日）
　　　　　各日：11時～（約20分）
場所　　　コウノトリ展示場前　園内マップ案内標識㉖

（2024年02月23日）
（2024年03月08日：コウノトリまつりのチラシを追加）