催し物
1/15 コウノトリ保全セミナー2022「日中韓のコウノトリの保全の現状と課題について」開催
 └─ 2021/12/14
 コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル(IPPM-OWS:Inter-institutional Panel on Population Management of the Oriental White Stork)は、コウノトリの飼育施設や野生復帰事業に取り組む機関・施設などで構成され、生息域内外の保全に関して連携して活動しています。都立動物園・水族園も参加しています。

 このたび、IPPM-OWSが主催するコウノトリ保全セミナー2022「日中韓のコウノトリの保全の現状と課題について」を、以下のとおり開催いたします。関心のある方のご参加をお待ちしております。

セミナーの趣旨

 IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストで絶滅危惧種(Endangered:EN)に分類され、ロシア、中国、韓国、日本などに生息しているコウノトリ。その保全活動として、各国ではさまざまな取組みが行われています。
 たとえば日本国内では、1988年に飼育下で初めてコウノトリが繁殖した後、2005年からは放鳥が開始され、2020年には国内の野外個体数が200を超えるに至っています。また、日本と同様に野外個体群が一度消滅した韓国では、2015年からコウノトリの放鳥が始まっています。一方、中国では、最大の越冬地である江西省ポーヤン湖で約6,700羽のコウノトリが確認されたという報告が最近なされました。
 今回、IPPM-OWSでは、日本、韓国、中国におけるコウノトリ保全の最新の状況と課題について情報共有するとともに、今後、各国の関係者が国際的な連携を図りながらコウノトリの保全活動をさらに推進していくことを目的として、本セミナーを開催します。

開催要項

日時  2022年1月15日(土) 13時30分~16時30分

場所  ウェブ会議サービス「Zoom」を使ったリモートで実施

対象  どなたでもご参加できます

定員  300名 ※事前申込制(先着順)

参加費 無料 ※通信料は参加者ご自身の負担となります。

内容
◆講演1「日本におけるコウノトリの保全と課題について」
 高見一利(豊橋総合動植物公園 動植物園長、公益社団法人日本動物園水族館協会生物多様性委員会 国際保全事業部長、IPPM-OWS 代表)

◆講演2「中国におけるコウノトリの保全と課題について」
 蘇雲山(一般財団法人環境文化創造研究所 主席研究員)

◆講演3「韓国のコウノトリの再導入プログラムの現状と歴史」
 金修敬(キム スギョン)(禮山コウノトリ公園 先任研究員)
 ※韓国語→日本語の逐次通訳あり。

◆講演4「鳥類保全における国際連携」
 出口智広 (兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科 准教授、兵庫県立コウノトリの郷公園 主任研究員、IPPM-OWS域内保全作業部 部会長)

主催
 コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル(IPPM-OWS) 

後援
 ・公益社団法人日本動物園水族館協会
 ・公益財団法人東京動物園協会
 ・豊橋市(豊橋総合動植物公園)
 ・兵庫県立コウノトリの郷公園
 ・兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科

助成
 このセミナーは公益信託サントリー世界愛鳥基金の助成により開催いたします。

申込方法
 IPPM-OWS公式サイトの申込フォームからお申し込みください。

 【締切】2022年1月11日(月)送信分まで有効


(2021年12月14日)



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