多摩動物公園と井の頭自然文化園の共同企画で、「カワウソ講演会──コツメカワウソのこれから」を開催します。会場は多摩動物公園です（事前申込制）。

日時

　2014年２月15日（土）　13時30分～16時

場所

　多摩動物公園　ウォッチングセンター　動物ホール

定員

　100名 150名（中学生以上）

内容

　コツメカワウソ等のDNA分析をおこなっている研究者による科学的な話、各地の動物園のカワウソ展示を見てきている大学教授による話、そして実際に展示をしてきた動物園の飼育担当者の話を通して、日本におけるカワウソ展示方法について考えます。

講演１：「糞DNAを用いた生態研究から見えるタイ、マレーシアのコツメカワウソ」
　　　　講師／佐々木 浩（筑紫女学園大学 短期大学部 幼児教育科 教授）

　2010年に、１年間マレーシアに滞在し、タイ南部、マレーシアのカワウソ３種（スマトラカワウソ、ビロードカワウソ、コツメカワウソ）の生息地選択と食性について、糞採集をして、その糞DNAを分析することによって調査を実施。現在は、その派生的な研究として、マレーシアの大学院生と、３種のDNAについて系統学的な解析をおこなっています。
　今回、これらの研究成果をもとに、タイ、マレーシアのコツメカワウソの生態についてわかったことを講演します。


講演２：「来園者の視点から見たコツメカワウソの飼育展示」
　　　　講師／佐藤 淳一（武蔵野美術大学 デザイン情報学科 教授）

　コツメカワウソに魅力を感じたことから始まり、世界各国のカワウソ展示を見学。今回、国内外のカワウソ展示の特徴を示すとともに、来園者の視点から、魅力的な展示やカワウソの飼育展示の方法などについて講演します。


講演３：「コツメカワウソ飼育の今」
　　　　講師／大橋 直哉（井の頭自然文化園 教育普及係長）

　昨年度まで、多摩動物公園でコツメカワウソ飼育担当。国内などの飼育動向を紹介します。

応募方法

　往復はがき または Eメールでお申込みください。応募者多数の場合は抽選をおこない、当落にかかわらずお知らせします。

◎ 往復はがき
　参加希望者全員の氏名・年齢、代表者の住所・氏名・連絡先電話番号を、返信面に住所・氏名を明記のうえ、下記のあて先までお送りください。

　【あて先】　〒191-0042　日野市程久保７－１－１
　　　　　　　多摩動物公園「カワウソ講演会」係

　【締　切】　2014年１月31日（金）消印有効

◎ Eメール
　※受付終了しました。

※お申込みの際は、@tokyo-zoo.net からのインターネットメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。

　【締　切】　2014年１月31日（金）送信分まで有効


写真：コツメカワウソ

（2013年12月12日）