催し物
企画展「タヒ(Takhi)とモンゴル」開催中
 └─2013/04/05

 期間を延長して開催しています。

 多摩動物公園では、2013年3月29日(金)〜6月4日(火)まで 7月9日(火)、ウォッチングセンター展示ホールで企画展「タヒ(Takhi)とモンゴル」を開催しています。

企画展開催記事(2013年03月28日)

 当園で飼育しているモウコノウマ(モンゴル語でタヒ)を中心に、野生絶滅から野生復帰までの取組みや、当園への初来園から現在までのようす、モンゴルの自然や文化などについてパネルや写真などで紹介しています。 

 また、モンゴルの遊牧民がくらす「ゲル」の本物を展示しました。「ゲル」の設置にはモンゴル国ウランバートル市出身で大相撲時津風部屋所属の現役力士である時天空関と、モンゴルを代表する弦楽器「馬頭琴」の演奏者ウルグンさんにご協力いただきました。手際よく組み立てていくようすは、モンゴルの人々のくらしを垣間見るようでした。

 「ゲル」の壁部分は柳の木で組まれており、持ち運びしやすいよう、蛇腹状に折りたためる構造になっています。その構造が分かるように、一部覆いをせずに展示しています。屋根部分は中央から放射線状に梁(はり)が渡されるのですが、その梁だけで80本以上使っています。室内は西側が男性、東側が女性の居住空間で、生活の雰囲気がわかるように日用品などを置きました。

 ヒツジの毛を利用したモンゴルの民芸品や、動物切手なども展示していますので、ぜひごらんいただき、モンゴルの雰囲気を感じていただきたい思います。

 なお、企画展で展示している写真は、写真家清水哲朗氏やITG(国際タヒグループ)からお借りしたもので、清水氏には2013年3月30日「アジアの平原講演会」でモンゴルの自然について話していただきました。

写真上:企画展会場
写真中:本物の「ゲル」
写真下:時天空関とウルグンさん

〔多摩動物公園教育普及係 佐々木愛子〕

(2013年04月05日)
(2013年06月04日更新)



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