催し物
「モグラサミット2009」開催します!
 └─2009/05/22

 名前やその存在はよく知られているものの、目にすることも少なく、生態に未知の部分も多い「モグラ」。このたび多摩動物公園で、「モグラサミット2009」が開催されます! 初日に開催する「モグラシンポジウム」への参加者を募集します。

 モグラサミットは、モグラをはじめとする食虫類の飼育や展示、最先端の研究成果などをテーマとし、モグラの魅力、そしてモグラと人とのかかわりを考える研究発表会。記念すべき第1回は、1997年11月、広島県比婆郡比和町(現・庄原市比和町)の「比和町立自然科学博物館」(現・庄原市立比和自然科学博物館)で開催されました。モグラ類の研究成果について、研究者だけでなく、野生生物に関心のある方に一般公開しています。
 ※参考:広島県広報誌「すこぶる広島」1997年12月号(Vol.16)より「比和町立自然科学博物館」をとりあげたページ

 モグラサミット2009は、2009年6月27日(土)と28日(日)に開催されます。6月28日は専門家が参加する非公開の会議ですが、6月27日は、広く参加者をつのり、一般に公開する「モグラシンポジウム」を開催します。

日時 2009年6月27日(土)午後1~5時

会場 多摩動物公園ウォッチングセンター内動物ホール

定員 中学生以上 200名

基調講演
「身近なモグラと滅びゆくモグラ
 ──日本産モグラ類の生態と保全」
  横畑泰志氏(富山大学理工学研究部野生動物保全学研究室)

講演
「世界各地にモグラを求めて──染色体種間差の食虫類学」
  川田伸一郎氏(国立科学博物館動物研究部)

「ヒワちゃんのきた道
 ──DNAからみた日本産モグラ科の系統進化」
  篠原明男氏(宮崎大学フロンティア科学実験総合センター
  実験支援部門)

「多摩動物公園における食虫目の飼育展示の歩み」
  菊地文一(多摩動物公園飼育展示課)

「草に登るトガリネズミ──チビトガリネズミの日周活動」
  河原淳氏(霧多布湿原センター)

「見えてきたカワネズミの生態
 ──もう幻の動物とは言わせない」
  一柳英隆氏(財団法人ダム水源地環境整備センター)

応募方法
 往復はがきに、催し物名(「モグラシンポジウム」)、希望者全員の氏名・年令(学年)、代表者の住所・氏名・電話番号を明記し、返信面に代表者の住所と氏名を記入して、〒191-0042 日野市程久保7-1-1 多摩動物公園「モグラシンポジウム」係までお送りください。応募多数の場合は抽選をおこない、当落にかかわらずお知らせします。

応募締切 2009年6月15日(月)消印有効

(なお、2009年6月4日~9月1日の期間、多摩動物公園では企画展「モグラの不思議アラカルト」を開催しています。詳しくはこちら

写真:アズマモグラ

(2009年05月22日)



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