催し物
国立科学博物館でジャイアントパンダの標本を展示
 └─2008/12/12

 国立科学博物館が開催している「科博NEWS展示」では、ジャイアントパンダをテーマに標本の展示をおこないます。企画タイトルは「初公開!はく製リンリン──上野のパンダ全員集合」。

 東京動物園協会はこれに協力し、上野動物園と多摩動物公園からジャイアントパンダの剥製標本や液浸標本を貸し出します。その他、東京動物園協会が撮影・保管するビデオや写真による展示もおこないます。

 日本の動物園が所有権をもつジャイアントパンダとしては最後の個体だった「リンリン」。1992年から上野動物園で飼育してきましたが、2008年4月30日に残念ながら死亡しました(ニュース)。その後、上野動物園はリンリンを国立科学博物館動物研究部に寄贈。研究のため、今後もリンリンに活躍してもらうためです。2008年11月下旬には、リンリンの剥製も完成しました。

 会場には、上野動物園で飼育してきたジャイアントパンダの剥製と標本7体が一堂に会します。ランラン、カンカン、フェイフェイ、ホァンホァン、トントン、リンリンは剥製(カンカンの剥製のみ、2009年3月8日で展示を終了します)。チュチュは液浸標本。そのほか、ジャイアントパンダ全身骨格1体、ジャイアントパンダ頭骨1点、腕骨格1組を展示し、ジャイアントパンダ飼育記録ビデオを常時上映します。

 また、ジャイアントパンダの進化、生態、形態などについても、最新の研究成果を紹介します。

会期 2008年12月23日(火・祝)~2009年4月5日(日)
会場 国立科学博物館(上野本館)日本館1階中央ホール
主催 独立行政法人国立科学博物館
共催 財団法人東京動物園協会
    恩賜上野動物園、多摩動物公園
料金 通常入館料のみでごらんになれます。
   一般・大学生600円(団体[20名以上]300円)
   高校生以下無料

(2008年12月12日)



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