※「実地参加」の定員に余裕がありますので、締切日を2023年12月8日(金)まで延長します。
葛西臨海水族園では、第一線で活躍する研究者やナチュラリストが海や川の環境、そこにくらす生き物のおもしろさ、そして研究することの楽しさを紹介する、
高校生・大学生向けのシリーズ講座「海の学び舎2023」を開催しています。
魚の繁殖には様々な様式があります。メスなのか、オスなのか、はたまたどちらでもあるのか? 一生の間で性を変えるものも珍しくありません。
第2回は魚類の行動生態学を専門とする、元東京海洋大学の須之部友基氏を講師にお招きし、研究半生を振り返りながら、千葉、鹿児島、奄美大島そしてアフリカのタンガニーカ湖と様々な地で取り組んできた研究を紹介していただきます。
性を変えるってどういうこと? 行動生態学って何? 高校生・大学生の皆さん、ぜひご参加ください!
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両方向に性転換するオキナワベニハゼ | Neolamprologus meeli タンガニーカ湖に生息するシクリッドのなかま |
千葉県館山に生息する魚類
左上からウツボ、オハグロベラ、キュウセン、ソラスズメダイ、セレベスゴチ、キタマクラ
日時 2023年12月10日(日) 10時~12時
場所 本館2階 レクチャールーム
※ウェブ会議サービス「Zoom」を併用したハイブリッド形式です。
対象 高校生・大学生 ※専門学生や大学院生を含みます。
定員 30名(オンライン参加は50名) ※事前申込制(先着順)
参加費 無料(入園料も無料となります)
※オンライン参加のための通信料は参加者ご自身の負担になります。
内容
「魚類の社会と性転換の進化~行動生態学的アプローチと野外研究~」
須之部友基 氏(元東京海洋大学教授)
【要旨】
約32,000種の魚類の中、約400種で性転換をすることが知られています。私は40年にわたって性転換する魚類について行動生態学的な研究をしてきました。また、系統、内分泌などの手法を取り入れながら多角的に研究すると共に、雌雄異体種の繁殖生態、分類そして博物館学の研究にも取組んできました。調査したフィールドは千葉、鹿児島、奄美大島そしてアフリカのタンガニーカ湖です。私は大学院修了後、博物館に勤務し大学に転職しました。この講演では研究者としてのキャリアパスを交えながら、どんな研究をしてきたのかお話しします。
【須之部 氏プロフィール】
1957年埼玉県生まれ。鹿児島大学水産学部卒業、鹿児島大学大学院修士課程水産学研究科修了。九州大学大学院農学研究科博士課程修了。農学博士。千葉県立中央博物館上席研究員を経て、東京海洋大学館山ステーション教授。2023年3月定年退職。
主な共著に『魚類の繁殖行動』(東海大学出版会)、『魚類学の百科事典』(丸善出版)、『魚類生態学の基礎』、『魚類の行動研究と水産資源管理』、『魚類学』(いずれも恒星社厚生閣)、Hermaphroditism and mating system in fish (Springer)がある。
須之部 氏
応募方法
受付フォームで以下のとおりお申し込みください。
お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netおよび@kintoneapp.comからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。なお、お申し込み後に自動返信メールが届かない場合は、葛西臨海水族園教育普及係までご連絡ください。
《こちらの受付フォームからお申し込みください》
※外部サイト(kintoneapp.com)に移動します。kintoneapp.comは、トヨクモ株式会社が管理運営するウェブサイトです。今回のプログラム参加者募集に際して応募者の方々からご提供いただく個人情報は、トヨクモ株式会社が管理するサーバーに厳重に保管し、目的のための使用終了後、すみやかに削除するなど、厳正かつ適正な運用をおこないます。
【問い合わせ先】葛西臨海水族園 教育普及係
03-3869-5152(代表) ※受付時間は9時30分〜17時
【締 切】実地参加 2023年12月3日(日)送信分まで有効
2023年12月8日(金)送信分まで有効
※定員に余裕がありますので締切日を延長します。
オンライン参加 2023年12月8日(金)送信分まで有効
※応募はひとり1回に限ります。また、1回につきひとり分のみ応募できます。同じ応募者による複数の応募はすべて無効となりますのでご注意ください。
※応募者多数の場合は抽選とし、当落にかかわらずお知らせいたします。
※11月9日(木)から募集を開始し、先着順で受け付けます。
※締切前に定員に達した際は、
葛西臨海水族園公式サイトでお知らせします。
※実施についての最新の情報は
葛西臨海水族園公式サイトをご確認ください。
(2023年11月09日)
(2023年12月05日:実地参加の募集期間を延長)