※募集は終了しました。お申し込みありがとうございました。
最近、身近な水辺でカエルやイモリ、サンショウウオのなかまを見たことがありますか?
田んぼを中心とした水辺で、かつてはふつうに見られたこれらの生き物たちは、その多くが数を減らしており、絶滅危惧種となっている種も少なくありません。なぜ、かれらは姿を消してしまったのでしょうか? 守っていくにはどうすればいいのでしょう?
都立動物園・水族園(上野動物園・多摩動物公園・井の頭自然文化園・葛西臨海水族園)は、都内に生息する水辺の生き物の保全に取り組んでいます。この講演会では、そのなかのひとつ、アカハライモリの域内保全の取組みを紹介するとともに、夏原由博氏をお招きし、カエルやサンショウウオなど田んぼと関わりを持つ多様な生き物の現状と保全の取組みについてお話をしていただきます。人の生活のすぐそばにある田んぼという湿地でくらす生き物たちは、今どのような状況にあるのかを知り、私たちにできることは何かを考える内容です。
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田んぼのトウキョウダルマガエル | アカハライモリ |
日時 2022年3月13日(日) 13時30分~16時
場所 ウェブ会議サービス「Zoom」を使ったリモートで実施
対象 どなたでもご参加できます
※内容は中学生以上向けです。
定員 80名 ※事前申込制(先着順)
参加費 無料 ※通信料は参加者ご自身の負担となります。
内容
◆講演1「20年間取り組んできたイモリの保全活動-動物園水族園は、保全活動で何ができるのか?-」
荒井 寛(多摩動物公園 野生生物保全センター長)
【要 旨】
都立動物園・水族園では、身近な水辺の生き物の保全に取り組んでいます。その取組のひとつとして、2002年から東京都内にあるアカハライモリの生息地で産卵場所や幼生の成育場となる水場をつくり、生息状況調査を実施するとともに、地元の子どもたちへの普及啓発なども積極的におこなってきました。これまでの取組みの成果や、取り巻く状況が変化するなかで、今後の保全活動の可能性について考えます。
◆講演2「人と共に生きてきたカエルたち」
夏原由博 氏(名古屋大学 名誉教授)
【要 旨】
日本には外来種も含め100種(亜種含む)のカエルやサンショウウオが生息します。多くは日本列島で進化した固有種です。また、40種ほどは田んぼと何らかの関わりを持っています。カエルは童謡や民話にも登場するなど、身近な生き物でした。そんなカエルに絶滅の危機が迫っています。カエルはどう進化してきたのか、カエルがいなくなると日本の生態系はどうなるのか、カエルやサンショウウオを守るためにどうするか考えます。
【夏原氏プロフィール】
1956年滋賀県彦根市生まれ。京都大学大学院修了、博士(農学)。大阪府立大学助教授、京都大学特任教授、名古屋大学教授などを経て名古屋大学名誉教授。水田や湿地の生物多様性の保護を研究し、カザフスタン、ラオスやマダガスカルなどで海外調査も。
著書に『地球環境と保全生物学』(岩波書店)、『にぎやかな田んぼ』(京都通信社)、『なぜ田んぼには多様な生物がすむのか』(京都大学学術出版会)など。
夏原由博氏
応募方法
受付フォームで以下のとおりお申し込みください。
お申し込みの際は、@tokyo-zoo.net及び@form.kintoneapp.comからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。
なお、お申し込み後に自動返信メールが届かない場合は、葛西臨海水族園 教育普及係まで電話にてご連絡ください。
《こちらの受付フォームからお申し込みください》
※外部サイト(kintoneapp.com)に移動します。kintoneapp.comは、トヨクモ株式会社が管理運営するウェブサイトです。今回のプログラム参加者募集に際して応募者の方々からご提供いただく個人情報は、トヨクモ株式会社が管理するサーバーに厳重に保管し、目的のための使用終了後、すみやかに削除するなど、厳正かつ適正な運用をおこないます。
【問合わせ先】葛西臨海水族園 教育普及係 03-3869-5152(代表) ※受付時間は9時30分〜17時
【締 切】定員に達ししだい締め切り
※募集終了しました。
※2月10日(木)から募集を開始し、
先着順で受け付けます。
※定員に達した際は、葛西臨海水族園公式サイトでお知らせします。
※お申し込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該プログラムに関するご連絡のみに使用いたします。
また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。
応募の注意事項
- 応募はひとり1回に限ります。また、1回につきひとり分のみ応募できます。同じ応募者による複数の応募はすべて無効となりますのでご注意ください。
- 本プログラムはウェブ会議サービス「Zoom」を用いて実施します。接続に必要なPC環境はご自身でご用意ください。
- このプログラムへの参加は無料ですが、通信料は参加者ご自身の負担となります。
- ウェブ会議サービス「Zoom」への接続に必要なURLなどは、参加者にメールにてお知らせします。お申し込み時に記入いただいたメールアドレス宛に招待メールをお送りします。@tokyo-zoo.netおよび@form.kintoneapp.comからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。
※実施についての最新の情報は葛西臨海水族園公式サイトをご確認ください。
その他
身近な水辺の保全について考える連続講演会の第2回を、2022年3月26日(土)に井の頭自然文化園にて開催する予定です。詳細については、後日お知らせいたします。
(2022年02月10日)