催し物
11/10 講演会「つどえ オロロ~ン!」開催!──海鳥に関するパネル展や北海道羽幌町物産展も開催(※募集終了しました)
 └─ 2019/10/10

※募集終了しました。ご応募ありがとうございました。


 葛西臨海水族園では、日本で唯一ウミガラスが繁殖する天売島(てうりとう)のある「羽幌町(はぼろちょう)」と2018年11月にパートナーシップ協定をむすび、海鳥の保全に向けて共に活動しています。

 ウミガラスは地元で「オロロン鳥」とも呼ばれていますが、このたび「つどえ オロロ〜ン!」と題して、「人と海鳥の関わり」をテーマに講演会を開催します。事前申込制ですので、ぜひご参加ください。

 講演会は2部構成です。第1部は研究者と天売島で環境問題に取り組む方のお話、第2部は羽幌町職員や葛西臨海水族園の飼育係も加わり、それぞれの立場から海鳥との関わりを語る「オロロン フォーラム」を開催します。

 また、関連イベントとしてパネル展や物産展も開催します。ぜひお越しください。

天売島で漁船の近くを飛ぶウミガラス
(写真提供:青塚松寿氏)
ウミガラス
(写真提供:青塚松寿氏)

日時  2019年11月10日(日) 10時~14時30分
    ※第1部終了後、昼休みがあります。

場所  本館2階 レクチャールーム

対象  どなたでもご参加できます
    ※中学生が理解できる内容です。

定員  80名 ※事前申込制(先着順)

参加費 無料(入園料も無料となります)

内容
◆第1部(10時~11時40分)
 「海鳥の『水中行動』を研究する」
 佐藤信彦 氏(東京大学 大気海洋研究所 資源生態分野 特任研究員)

【要旨】
 ウミガラスをはじめとするウミスズメ科の魅力のひとつが「羽ばたいて潜水する」という点です。彼らはえさを取るために1日に何度も潜ります。しかし、ただ闇雲に潜っているわけではありません。えさをうまく取れるようにさまざまな工夫を凝らしているようです。
 今回は、そんな彼らの「工夫」について紹介していきます。また、野生の海鳥の研究だけではなく、私がこれまで葛西臨海水族園と共同で取り組んできた、飼育海鳥の水中行動に関連した研究についても紹介します。

【佐藤氏プロフィール】
 1989年岩手県生まれ。博士(理学)。幼少期ペンギンに興味を持ったことに端を発し、海鳥の研究者を志す。北海道やアラスカの離島での調査経験を経て、2017年から現職。海鳥の採餌生態に注目し、漁業との関係、飼育施設における環境エンリッチメントについて研究している。

佐藤信彦氏

 「これからも海鳥と共に暮らしていくために」
 齊藤 暢 氏(一般社団法人天売島おらが島活性化会議 代表理事)

【要旨】
 8種類100万羽の海鳥と人とが共生する世界的にも珍しい島天売島。子供の頃、魅了された海鳥の美しさ、また厳しい自然環境の中でくらす島のようすを紹介します。また、過疎化が進む島を何とかしようと仲間たちと立ち上げた、天売島おらが島活性化会議の活動のようすや失敗談などもご紹介いたします。これからも海鳥と共生するためにするべきことは何か、皆さんと一緒に考えたいです。

【齊藤氏プロフィール】
 1973年北海道羽幌町天売島生まれ。小学3年生のとき、担任の先生の影響で野鳥観察を始める。高校卒業後島に戻り家業の運送会社に入社。2014年島の有志により一般社団法人天売島おらが島活性化会議設立。本業の傍ら島のPR活動以外にも、海岸清掃や野猫問題などの環境問題にも取り組む。

齊藤暢氏

◆第2部(13時~14時30分)
 「オロロン フォーラム」
 パネリストたちが、それぞれの立場から「海鳥との関わり」について、参加者の質問にお答えしながらディスカッションをおこないます。

 パネリスト : 佐藤信彦氏、齊藤暢氏、石郷岡卓哉氏(北海道海鳥センター)、葛西臨海水族園職員

応募方法
 Eメールで以下のとおりお申し込みください。

 umidori@tokyo-zoo.net宛に、件名を「海鳥講演会」とし、本文に参加希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢、代表者の住所・氏名・電話番号を記入してお送りください。
 お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。

  【締 切】定員に達し次第締切 ※募集終了しました。

 ※お申込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該イベントに関するご連絡のみに使用します。
  また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。
 ※10月10日(木)から募集を開始し、先着順で受け付けます。
  定員に達した際は、ホームページでお知らせします。

巡回パネル展「一挙集結!!オロロンをまもる仲間たち」

 このパネル展では、多くの組織や人々がこれまで実施してきた海鳥と海鳥を取り巻く自然環境を守る活動を紹介します。
 なお、本展は北海道海鳥センター、旭川市旭山動物園、葛西臨海水族園、ふくしま海洋科学館の順で開催しています。

期間 2019年11月1日(金)~12月28日(土)
場所 レストラン「シーウィンド」壁面
巡回情報
 北海道海鳥センター 2019年7月13日~8月31日
 旭川市旭山動物園  2019年9月1日~10月31日
 葛西臨海水族園   2019年11月1日~12月28日
 ふくしま海洋科学館 2019年12月28日~2020年2月29日

巡回パネル展ポスター

レストランで甘えびカレー販売

 11月9日、10日の2日間、特別メニュー「甘えびカレー」を限定販売します。北海道羽幌町産の「特別栽培米おろろん」に同町の特産品である甘えびを使用したカレーをかけ、当園のオリジナルグッズのウミガラスのたまごを付けてセットにしました。また、この1日間はレストランで使用するお米も「特別栽培米おろろん」に変更して提供いたします。
 「特別栽培米おろろん」は、低農薬の農産物として海鳥にやさしい取組みに認証される「シーバードフレンドリー」認証商品です。売り上げの一部が海鳥保護に活用されます。海鳥にやさしい北海道のお米と海の幸をぜひご賞味ください。

日時   2019年11月9日(土)、10日(日) 10時10分~16時30分(ラストオーダー)
     ※レストランのホール席は17時までご利用いただけます。
場所   レストラン「シーウィンド」
メニュー 甘えびカレー(税込1,000円) ※各日30食限定


甘えびカレー

北海道羽幌町物産展開催

 北海道羽幌町産の海鳥にやさしい取組みから生まれた商品を中心に、物産展を開催します。「甘えびカレー」、「特別栽培米おろろん」をはじめ、オリジナルTシャツなど販売します。

日時 2019年11月9日(土)、10日(日) 10時~16時30分
場所 ギフトショップ「アクアマリン」前


昨年度の物産展のようす

(2019年10月10日)


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