葛西臨海水族園では、第一線で活躍する研究者やフィールドで活躍するナチュラリストが、海や川の環境やそこにくらす生き物のおもしろさ、またそれらを探求し、研究することの楽しさを紹介する、シリーズ講座
「海の学び舎(うみのまなびや)」を開催しています。
2015年第3回のタイトルは、
「ヤドカリたちの華麗な世界」。前半は講師のお話、後半はお茶を飲みながら参加者も交えた談話会をおこなう予定です。高校生・大学生のみなさん、ぜひお申し込みください。
チラシ(左:オモテ面 右:ウラ面)
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概要
日時 2015年11月29日(日) 13時30分~16時
タイトル 「ヤドカリたちの華麗な世界」
講師 朝倉 彰博士(京都大学瀬戸臨海実験所長)
【プロフィール】
昭和33年東京生まれ。京都大学フィールド科学教育研究センター 基礎海洋生物学部門 海洋生物多様性保全学分野教授。瀬戸臨海実験所所長。京大白浜水族館館長。日本甲殻類学会会長。
無脊椎動物、特に甲殻類を中心に海洋生物とその多様性に関して研究。主な著書に「エビ・カニ・ザリガニ―淡水甲殻類の保全と生物学」(生物研究社・分担執筆)、「甲殻類学」(東海大学出版会・編著)、「杉浦千里博物画図鑑 美しきエビとカニの世界」(成山堂書店・解説)など多数。
【要旨】
地球上で最も種数の多い動物門は節足動物で、約110万種が知られます。これは全動物の3/4の種数をしめ、陸上では昆虫が、海洋では甲殻類が多様な進化をとげ繁栄しています。甲殻類は6万7千種が知られており、主として海洋に生息しますが、一部は淡水から陸上にかけてもみることができます。
今回は、そうした甲殻類の多様性について、さらにその中でも特にヤドカリ類を取り上げてお話しします。ヤドカリ類は、エビ類やカニ類と同じ十脚甲殻類という分類群に属します。主に巻貝の空殻に入って生活するように特殊化したグループで、その特殊な生活様式からくる、さまざまな興味深い進化適応的な形態や生態について紹介します。
場所 本館2階 レクチャールーム
対象 高校生・大学生
定員 30名
参加費 無料(入園料も無料となります)
ヤドカリ
応募方法
Eメールで以下のとおりお申し込みください。
○Eメール
manabiya2015@tokyo-zoo.net あてに、件名を「海の学び舎」とし、本文に希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢(学年)、代表者の住所・氏名・電話番号を記入してお送りください。お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。(特に、携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。)
【締 切】2015年11月21日(土)送信分まで有効
※応募者多数の場合は抽選をおこない、当落にかかわらずお知らせします。
※このイベントは
日本財団「海の学び ミュージアムサポート」の助成を受けて開催します。
(2015年10月22日)