生物が繁殖相手を選ぶことは一生の一大事です。自分の子孫をより多く残すために、オスとメスはお互いをさまざまな基準で選びます。一体どんなオスが、どんな理由で選ばれるのでしょう?
葛西臨海水族園では、
2015年2月11日(水・祝)、18歳以上の方を対象に
「大人のためのスイート講演会『もてるオス えらぶメス』」を開催します(事前申込制)。この講演会では、魚を中心に、さまざまな生物に見られる配偶者選択について紹介します。バレンタインの時期のスイートなイベントです! ぜひご参加ください。
さまざまな模様のグッピーのオス。どのオスがもてると思いますか?
日時 2015年2月11日(水・祝) 13時30分~16時
※なお、希望される方を対象に、講演会終了後、16時から16時30分まで、
講演会で紹介された魚の水槽を水族園スタッフがご案内します(予定)。
タイトル 「もてるオス えらぶメス」
講師/狩野 賢司氏(東京学芸大学教授)
【講師プロフィール】
1963年茨城県水戸市生まれ。茨城大学理学部生物学科卒業、琉球大学大学院修士課程理学研究科修了、九州大学大学院博士課程農学研究科単位取得退学、博士(農学)。琉球大学熱帯生物圏研究センターCOE研究員、東京学芸大学教育学部講師、同准教授を経て、現在、東京学芸大学教育学部教授。専門は魚類の行動生態学。
主な共編著に、「魚類の繁殖戦略1」、「魚類の社会行動1〜3」(海游舎)、「行動生態学」(共立出版)がある。
【要旨】
配偶する相手を選ぶのは人間だけではありません。魚も良い相手と配偶するため、異性を慎重に選んでいます。しかし、多くの場合、選ぶのはメスで、オスは選ばれるために一生懸命自分をアピールしようとします。では、どんな特徴を持つ相手を選んでいるのでしょうか? また、そもそも配偶相手を選ぶことにどんな意味があるのでしょう?
なぜ相手を選ぶのかという配偶者選択の基礎から、それぞれの種でどのような配偶者選択がおこなわれているのか、そして異性を選ぶことで具体的にどのようなメリットがあるのか紹介します。人間に負けず劣らず、魚たちも真剣に異性を選んでいること、それが進化の中でどのような意味を持っているのかという視点から考えてみます。
場所 葛西臨海水族園 本館2階 レクチャールーム
対象 18歳以上
定員 80名
応募方法
往復はがき、またはEメールで以下のとおりお申し込みください。先着順に受け付けます。お早めに!
○往復はがき
希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢、代表者の住所・氏名・電話番号を明記し、返信面に代表者の住所・氏名を記入のうえ、以下のあて先までお送りください。
【あて先】〒134-8587 江戸川区臨海町6-2-3 葛西臨海水族園「オスとメス」係
【締 切】2015年1月31日(土)必着
○Eメール
osumesu@tokyo-zoo.net あてに、件名を「オスとメス」とし、本文に希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢、代表者の住所・氏名・電話番号を記入してお送り下さい。お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。(特に、携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。)
【締 切】
2015年1月31日(土) ※人数に余裕がありますので、締切を延長し、先着順に2月10日まで受け付けます。
◎関連イベント
・
大人のためのスイートツアー「海の中のオス♂メス♀事情 Vol.2」開催!
(2014年12月25日)