葛西臨海水族園では、
東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センターとの共催で、
開園25周年記念講演会「子どもと生きもの──子どもと生きものをつなぐために動物園水族館ができること」を開催します(要申込、先着順)。
講演会チラシ
※チラシのPDFデータをダウンロードする場合は、こちらをクリックしてください。
概要
今、子どもと生きもの、子どもと自然との距離は急速に離れていっています。動物園・水族館は社会教育施設として子どもたちにどのような体験や学びを提供できるかを、教育や生物の研究者による講演と、都立動物園水族園の4園長による各園の取り組み紹介をとおして考えます。
日時 2014年11月24日(月・祝) 13時〜16時15分
場所 本館2階 レクチャールーム
対象 高校生以上
定員 80名
プログラム
◎基調講演「小さな子どもと生きものとの関わり」/河﨑道夫
【要旨】
小さな子どもは生きものが好きである。生きものが食べたり排泄したりチョコチョコ動いたりするのを見ると自分たちと同じように感じるのであろう。一方で独特な姿、独特な食べ物、独特な感触など自分たちとの違いに驚きおもしろがる。「同じ」生きものとしての共感と、違う生きものということへの好奇心との間で揺れ動く。幼い知識と技術とそして想像力を、精一杯働かせて生き物とともに生きる。その経験は人間としての成長の奥底のところで根を張っていくだろう。子どもが育つ中で生きものとのかかわりのもつ深い意味を考えてみたい。
【プロフィール】
1948年新潟県長岡市生まれ。1977年東京教育大学大学院教育学研究科博士課程中退。北海道教育大学釧路校を経て、三重大学教育学部幼児教育科教授、現在、高田短期大学子ども学科特任教授。主な共編著に、「子どもの遊びと発達」「エルマーになった子どもたち」「ボクらはへなそうる探険隊」「シナリオのない保育」(ひとなる書房)、「あそびの発達心理学」(萌文社)、単著に「あそびのひみつ」「発達を見る目を豊かに」(ひとなる書房)がある。
◎講演1「子どもと生きものをつなぐには」/窪川かおる
【要旨】
小学生は生きものをよく知っていると思う。教室での座学だけでなく、運よく学校で昆虫や小動物を飼育していれば、さらにいろいろな学びがある。しかし、名前や体のしくみや発生・成長といった個体の知識は、生きものを理解するための入り口に過ぎない。生きものの存在は自然環境とのかかわりの中にあるという理解まで発展させることが大切である。そして、ここに動物園と水族館の役割を期待したい。
【プロフィール】
早稲田大学教育学部卒業、同大学院理工学研究科物理及応用物理学専攻修了、理学博士。早稲田大学常勤嘱託職員、東京大学海洋研究所助手、同先端海洋システム研究センター教授、東京大学理学系研究科附属臨海実験所特任研究員を経て、現在、同海洋アライアンス海洋促進研究センター特任教授。専門は海洋生物学(ナメクジウオの生物学)で、男女共同参画推進に関わる活動もおこなっている。主な図書に「海のプロフェッショナル」(編著、東海大学出版会)、「ナメクジウオ 頭索動物の生物学」(共著、東京大学出版会)がある。
◎講演2「子どもと生きものをつなぐために動物園水族館ができること」
土居利光(上野動物園 園長)
福田 豊(多摩動物公園 園長)
成島悦雄(井の頭自然文化園 園長)
田畑直樹(葛西臨海水族園 園長)
応募方法
往復はがき または Eメールで以下のとおりお申し込みください。定員になり次第、締め切ります。
○往復はがき
希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢、代表者の住所・氏名・年齢・電話番号を明記し、返信面に代表者の住所・氏名を記入のうえ、以下のあて先までお送りください。
【あて先】〒134-8587 江戸川区臨海町6−2−3 葛西臨海水族園「子どもと生きもの」係
【締 切】
2014年11月20日(木)必着 募集終了しました
○Eメール
25kinen@tokyo-zoo.net 宛に、件名を「子どもと生きもの」とし、本文に希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢、代表者の住所・氏名・年齢・電話番号を記入してお送りください。お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。
【締 切】
2014年11月23日(日)送信分まで有効 募集終了しました
(2014年10月23日)