葛西臨海水族園では、今年開園25周年を迎えるにあたり、当園の主役であるマグロにスポットを当てた特設展「こちら 葛西まぐろ村」を開催します。日本人にとって、とても馴染み深い魚「マグロ」。おいしいだけでなく実にカッコよく、文化的にも生物学的にも興味の尽きない魚です。

　この特設展では、展示場を1つの村に見立て、「まぐろ村漁港」に水揚げされたマグロを中心に、市場、中卸店舗、水族館、村役場などで、マグロの体に隠された高速遊泳の秘密から、世界のさまざまなマグロ料理、マグロ資源の現状まで、村をあげて紹介します。水槽で泳ぐマグロたちを見る目が変わること間違いなしです。

　期間　2014年7月24日（木）～2015年3月10日（火）

　場所　本館1階「東京の海」エリア　特設展示場

◎特設展チラシ（画像クリックで拡大。PDFのダウンロードは→こちらから）

展示内容

◎クロマグロはこんなに大きくなる！
　「まぐろ村漁港」に水揚げされた、全長3ｍの最大級のクロマグロ（模型）。ぜひ並んでみて、その大きさを実感してみてください。

◎マグロの体のひみつ
　遊泳最高速度は時速80kmに達し、さらに太平洋の横断までするクロマグロ。「まぐろ村市場」の仲卸さんがマグロの体と泳ぎの秘密を紹介します。
　　　
◎マグロの生態を調査する
　クロマグロは太平洋を横断する大航海をすることが知られています。あるクロマグロ1尾がたどった回遊ルートを例に、「まぐろ村」に調査にきた研究者がマグロの行動をどのようにして調べているのか紹介します。

◎マグロ飼育への挑戦！
　「まぐろ村」には水族館もあります。葛西臨海水族園が取り組んできたマグロの飼育について紹介します。

◎世界のマグロ料理
　マグロは世界中でさまざまに形をかえて、料理に利用されています。世界のマグロ料理を紹介します。

◎おいしいマグロを食べ続けるために
　近年、マグロの資源問題が新聞などでもずいぶん取り上げられるようになっています。本当にマグロは食べられなくなってしまうのでしょうか？　クロマグロ資源の現状や資源をまもるための取り組みについて、「まぐろ村役場掲示板」の壁新聞でご紹介します。


写真：クロマグロ

（2014年06月26日）