催し物
12/27-1/16「WILD LIFE ART展2010」開催
 └─2010/11/12

 「ワイルドライフアート」とは、1970年代にアメリカ・カナダで確立された、野生動物を描く芸術分野のこと。その作品は、絵画やCG、立体作品など、多岐にわたっています。残念ながら日本での認知度は低く、一般的にあまり知られていません。

 葛西臨海水族園では、ワイルドライフアートの作品をとおして、多くの方々に自然の美しさやすばらしさを伝え、自然への関心をもっていただくために、ワイルドライフアートの作家グループ「ジオアートワークス」による展示会「WILD LIFE ART 展 2010」を開催します。

 ジオアートワークスは、自然観察や現地取材を真摯におこない、高度な技術で表現されたリアルな作品を制作するグループです。作品をとおして、美しい自然を感じてみませんか。

会期 2010年12月27日(月)~2011年1月16日(日)

会場 葛西臨海水族園本館2階「レクチャールーム」

出展協力 ジオアートワークス

◎きむらけいさん
 1992年に訪れたアメリカ合衆国アラスカ州の手つかずの美しい大自然に深く感銘をうけ、アラスカの厳しい自然のなかで生きる野生生物たちの絵画を制作。ガッシュ(不透明水彩)で、足元の植物や小石、動物の毛並みにいたるまで、細密に表現した作品を生み出しています。

◎小池正孝さん
 「割り箸アート」は、使用済みの割り箸だけで作られたリサイクル作品です。何千本という割り箸を寄木細工の手法を用い、組み合わせて彫り上げ、ほぼ実物大の海や川の生き物を制作。生物の体の曲線や表情をリアルに再現しています。

◎斉藤卓治さん
 一枚の紙からリアルな昆虫たちを生み出すペーパークラフト作家。昆虫の触角や羽の質感まで忠実に再現され、今にも動き出しそうな作品は、日本の里山の風景を思い起こさせます。昆虫たちが楽しげに楽器を演奏したり、コーヒーを飲んでくつろいでいたりと、擬人化されたシリーズも制作。

斉藤卓治さんのサイト

◎佐藤忠雄さん
 日本の身近な自然の情景がテーマ。佐藤さんの作品には、ヤマメやイワナなど、日本に生息する魚たちをメインに、水辺に集う鳥や昆虫、花などが描かれています。木目を渓流の美しい流れに見立て、木版に直接描く「木彩画」の手法を発表。渓流の水のすがすがしさ、透明感、きらめきのなかで泳ぐ魚たちが見事に表現されています。

佐藤忠雄さんのサイト


◎狼林さん
 日本の美しい自然のなかで生きる動植物をテーマに、細密画描法による植物・昆虫・魚・鳥・動物などの博物標本画や、学術資料画を制作。また、壁画や絵本の挿絵など、幅広く活動しています。単なる生態画ではなく、生き物とそれらをとりまく自然環境も表現しています。

(2010年11月12日)



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