アカハライモリは一般には“イモリ”と呼ばれていて、かつては田んぼや小川、池などのさまざまな水辺で、ごく普通に見られた生きものでした。しかしその生態についてはあまり知られておらず、また都市化に伴う開発によって生息地が失われるなど、都内でその姿をみることは難しくなっています。
この特設展示では、かつて身近な生き物であったアカハライモリの特徴、都市部でその数を減らしている現状、そして保全の取り組みについて紹介します。
期間 2023年7月15日(土)〜10月29日(日)
場所 井の頭自然文化園 水生物館(分園) 特設展示場
内容
① イモリはこんな生きもの
イモリの形態的な特徴や生活史などを名前のよく似た“ヤモリ”と比較しながら紹介
② イモリの今
イモリの生息環境とその変化、イモリが減っている現状などを紹介
③ イモリをまもる
都立動物園水族園(上野動物園、多摩動物公園、葛西臨海水族園、井の頭自然文化園)が取り組んでいる東京産アカハライモリの保全活動を紹介
展示予定生物
アカハライモリ・ヌマエビ・モツゴ
アカハライモリのエサとなる生きもの(ミズムシ・イトメ・ダンゴムシ・ワラジムシ・トビムシなど)

アカハライモリ
(2023年06月22日)