催し物
【動画公開しています】12/7-22/5/15 彫刻館企画展「時の内部をさわる──森淳一による北村西望修復プロジェクト」開催中!
 └─ 2021/12/07(2022/03/22更新)
 井の頭自然文化園では、彫刻館企画展「時の内部をさわる──森淳一による北村西望修復プロジェクト」を開催します。

 当園の彫刻園では、北村西望(1884-1987)によって寄贈され長年保存されていた全作品コレクションのうち、修復が必要な石膏原型をしぼりこみ、2019年から統一した方針により修復がおこなわれています。本展ではその成果をご覧いただきます。

 北村西望は、代表作《平和祈念像》で知られていますが、「石膏直付け法」を考案するなど石膏原型技法の開拓者でもあり、教育者としての一面もあります。このたび修復のなかで明らかになった近代彫刻の石膏師の仕事や、騎馬像のひな型制作の内部構造の工夫など、「石膏直付け法」に至る展開をたどることができます。

 この修復は、現代彫刻家の森淳一氏(1965-)によっておこなわれました。石膏原型に残った跡や、X線イメージなどを読み取り措置を考えていきました。分割された破片が、美術としての階調を取り戻していくようすを、修復作品、透過X線写真、写真パネルなどを交えて展示します。

 また、「井の頭自然文化園 彫刻園オンライン」で動画を公開中です。ぜひご覧ください。

期間 2021年12月7日(火)~2022年3月6日(日)5月15日(日)まで延長
   ※1月11日(火)から3月21日(月・祝)まで臨時休園のため休止していました。

場所 井の頭自然文化園 動物園(本園)彫刻館B館

助成 公益財団法人花王芸術・科学財団、公益財団法人ポーラ美術振興財団

透過X線写真《橘中佐》1919年
展示のようす

(2021年12月07日)
(2022年01月08日:期間を変更)
(2022年01月11日:臨時休園による休止について追記)
(2022年02月01日:動画について追記)
(2022年03月22日:再開園に伴い再開)



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