催し物
10/26 ヤマネコ祭2019特別企画「講演会」参加者募集!(※募集終了しました)
 └─2019/10/17

※定員に達しましたので、募集を終了しました。ご応募ありがとうございました。


 井の頭自然文化園で2019年10月26日(土)と27日(日)に開催する「ヤマネコ祭2019」の特別企画として講演会を開催します。

 井の頭自然文化園は環境省などが推進するツシマヤマネコの保護増殖事業に2006年から参画しています。今回の講演会では、日本獣医生命科学大学と岐阜大学と共に進めている生息域外での飼育繁殖技術の開発、そして井の頭自然文化園でのヤマネコの飼育と繁殖の取組みについて紹介します。

 ツシマヤマネコの保全活動は、さまざまな関係機関が協力することで成果を上げています。そうした希少動物の保全活動に関心のある方々のご参加をお待ちしております。


日時  2019年10月26日(土)13時~16時
場所  動物園(本園)資料館2階
対象  高校生以上
定員  60名
参加費 無料(入園料も無料となります)

◆講演1「井の頭自然文化園が取り組むツシマヤマネコの飼育と繁殖」

  講師:唐沢瑞樹(井の頭自然文化園飼育展示係)


◆講演2「うんこで調べるツシマヤマネコの排卵と妊娠」

  講師:楠田哲士氏(岐阜大学応用生物科学部准教授)

 ツシマヤマネコの繁殖期は冬から春にかけての短い期間です。年に1~2回しかないチャンスに、この絶滅危惧種を確実に繁殖させるため、さまざまな取り組みが進められています。岐阜大学では毎年、交尾した国内すべての飼育下個体を対象に、糞を使ってホルモンを分析し、排卵と妊娠の有無を調べています。動物園と大学が共同で取り組んでいる繁殖研究を紹介します。
【楠田哲士氏プロフィール】
 1978年5月、神戸市生まれ。日本大学生物資源科学部動物資源科学科卒業後、岐阜大学大学院修了。現在、岐阜大学応用生物科学部准教授、兼応用動物科学コース動物園生物学研究センター長。専門分野は、動物園動物繁殖学および動物園学。動物園動物と水族館鯨類の繁殖生理・繁殖行動や、カメ類の繁殖生態などの調査研究などに取り組む。おもな著書に、『岐阜の淡水生物保全BOOK:ぎふの淡水生物をまもる』(岐阜大学動物繁殖学研究室、2014年)、『動物園学入門』(朝倉書店、2014年)、『動物園動物管理学』(文永堂出版、2014年)などがある。

◆講演3「ツシマヤマネコの栄養管理に関する研究」

  講師:太田能之氏(日本獣医生命科学大学 教授)

 ツシマヤマネコのような絶滅危惧種を動物園で健全に飼育し繁殖させるには、日ごろからの栄養やえさの管理が必要となります。しかし、そのために動物をさわったり血液を採ったりすることはめったにできません。限られた条件の中で、動物園動物の栄養管理と評価をおこなうための研究について紹介します。
【太田能之氏プロフィール】
 1965年10月、北海道生まれ。現在、日本獣医生命科学大学応用生命科学部教授。専門分野は、栄養生化学および動物栄養学。動物の生体内における物質の化学変化(物質代謝)とエネルギーの変換機構(エネルギー代謝)に着目し、生物の学術的基礎から動物園などの飼育現場に生かす方法までの研究に取り組む。2014年「ニワトリ胚および初生ヒナの栄養改善による生産能の向上に関する研究」で、日本家禽学会賞受賞。2001年「種卵処理法及び種卵孵化法」の特許を取得。

応募方法

 Eメールで以下のとおりお申し込みください。
 yamaneko2019@tokyo-zoo.net あてに、件名を「ヤマネコ講演会」とし、本文に参加希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢、代表者の住所・氏名・電話番号を明記のうえお申し込みください。
 お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。

締切 定員になりしだい締め切ります
   先着順の受け付けです。定員に達したらこのページでお知らせします。
   ※定員に達しましたので、募集を終了しました。
   
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(2019年10月17日)
(2019年10月24日:定員に達した旨を追記)


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