催し物
6/23 日本のいきもの講演会「オタマジャクシが形をかえる!?」参加者募集!(※募集終了しました)
 └─ 2019/05/09

 井の頭自然文化園では日本産の生き物の飼育展示に力を入れています。今回は、とても身近でありながらあまり知られていないオタマジャクシの生態について皆さんに知っていただくための講演会「オタマジャクシが形をかえる!?」を開催します。

 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター苫小牧研究林の岸田治氏をお招きして、北海道に生息する両生類が捕食者から身を守るための生存戦略のほか、外来種問題について紹介します。

 ※講演会当日の午前中に関連イベント親子向けワークショップを開催します。
  事前申込制です。ぜひご参加ください。

エゾアカガエルのオタマジャクシを食べる
エゾサンショウウオのオタマジャクシ
岸田治氏

日時  2019年6月23日(日) 13時30分~15時ごろ

場所  動物園(本園)資料館2階

対象  どなたでも参加できます

定員  50名 ※事前申込制

参加費 無料(入園料も無料となります)

内容
◆「オタマジャクシが形をかえる!?」
 岸田 治 氏

【要 旨】
 北海道の両生類の生存戦略として、エゾアカガエルとエゾサンショウウオの形態変化の話に焦点を当て、さまざまな形態変化の事例や、食う-食われるの関係を紹介します。
 また、それら北海道の両生類が外来種によって危機にさらされている可能性があることなどについてもお話しします。

【岸田氏プロフィール】
 1976年、北海道生まれ。博士(水産科学)。北海道大学水産学部海洋生物生産科学科卒業後、小樽水族館にて飼育員として勤務。2006年、北海道大学大学院水産科学科にて水産科学博士号取得。現在、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター准教授。
 食う-食われる関係の進化生態学と個体群生態学を研究テーマとし、両生類の幼生など池の生物を対象に、操作実験を駆使して動物の生活史戦略や生態系での役割、個体数動態、相互作用の変動メカニズムなどを調査している。外来種に関するプロジェクトも行っており、特に本州から北海道に移入され分布を拡大しているとされる、アズマヒキガエルの影響評価を重点課題としている。最近では、北大研究林内での魚類の個体追跡プロジェクトも開始している。
 著書として『多種系における表現型可塑性 シリーズ群集生態学2 進化生物学からせまる』(京都大学学術出版会、分担執筆、2008年)、『形を変えるオタマジャクシ:操作実験からのアプローチ.種間関係の生物学-共生・寄生・捕食の新しい姿』(文一総合出版、分担執筆、2012年)、『変身するオタマジャクシ.エコロジー講座5 生物のつながりを見つめよう』(文一総合出版、分担執筆、2012年)などがある。

応募方法
 Eメールで以下のとおりお申し込みください。

 kaeru2019@tokyo-zoo.net宛に、件名を「カエル講演会」とし、本文に参加希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢、代表者の住所・氏名・電話番号を記入してお送りください。
 お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。

 【締 切】 2019年6月2日(日) 6月9日(日)送信分まで有効(※締切を延長しました) ※募集終了しました。

※応募は、Eメール1通につき1組までとします。
※応募者多数の場合は抽選とし、当落にかかわらずお知らせします。
※お申込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該イベントに関するご連絡のみに使用します。
 また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。

エゾアカガエルのオタマジャクシ
形を変えた個体(左)と形を変えていない個体(右)
エゾサンショウウオのオタマジャクシ
形を変えた個体(上)と形を変えていない個体(下)

エゾアカガエルのオタマジャクシを食べるヤゴ
岸田研究室の調査のようす

(2019年05月09日)
(2019年06月02日:締切延長)
(2019年06月11日:募集終了の旨を追記)


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