北村西望(きたむら・せいぼう、1884〜1987)は、おもに戦前に国や地方自治体からの依頼にこたえて影響力を残した彫刻家です。粘土や石膏などで作る「塑造」の大家です。井の頭自然文化園では、長崎の平和祈念像を制作したときに用いたアトリエ館、そして彫刻館A館とB館や屋外に約250点の作品を常設で展示しています。
このたび「石膏型抜きワークショップ」を開催します。石膏型抜きとは、粘土などの型に石膏を流し込んで作る立体作品作りです。実際に石膏型抜きを体験した後で、アトリエ館にある北村西望の手によるさまざまな大きさの石膏像や石膏原型を見学します。
ワークショップに参加したあとは、同じ原型から生まれた素材違いの作品を園内で各自探してみましょう。制作過程を作品でたどることができるのは、彫刻家個人が寄贈したコレクションならではです。お子さんから大人まで、どなたでもご参加できます。
日時 2019年5月10日(金)、11日(土)13:00~14:30
※予約は不要です。この時間帯にご自由にご参加ください。
※石膏型抜きと説明の所要時間は20分ほどです。最終受付時刻は
14:10です。
場所 彫刻館B館入口フロア
参加費 無料
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ひな形を制作中の北村西望 | ワークショップで作る作品のイメージ |
(2019年04月30日)