催し物
3/4 連続講演会「身近な水辺の生き物を守る」第1回開催!
 └─ 2018/01/11

 都立動物園・水族園(上野動物園、多摩動物公園、葛西臨海水族園、井の頭自然文化園)では、身近な水辺の生き物を守る活動をおこなっています。

 連続講演会「身近な水辺の生き物を守る」の第1回では、井の頭自然文化園による井の頭池での環境改善の取組みについて紹介します。また、愛知学泉大学の矢部隆氏をお招きして、日本の淡水生カメ類の生態を調べることで見えてきた、水辺の環境の現状と保全のあり方についてお話しします。

 多くの人に愛されているカメたち本来のくらしぶりを知ることで、身近な水辺の生き物を守るためにできることを考えてみましょう。


ニホンイシガメ

日時  2018年3月4日(日) 13時30分~16時

場所  動物園(本園) 彫刻館B館

対象  高校生以上

定員  100名

参加費 無料(入園料も無料となります)

内容
◆講演1「水辺のいきもの広場の取り組みについて」
 金原 功(井の頭自然文化園 水生物館飼育展示係長)

◆講演2「カメの目から見た環境問題 ~水辺の外来生物を中心として~」
 矢部 隆 氏(愛知学泉大学 現代マネジメント学部 教授)

【講演要旨】
 ニホンイシガメやクサガメなど、昔から日本でくらす淡水生のカメたちは、人によって維持管理されてきた田んぼやため池などの環境に順応して生活してきました。しかし、農業の近代化に伴う圃場整備などにより生息環境は悪化し、さらにミシシッピアカミミガメなどの外来生物の増加が、日本のカメたちの生存に深刻な危機をもたらしています。
 講演会では、愛知県や岐阜県などで行われている淡水生カメ類の生息実態調査を基に、水辺の自然の健全さを測る指標となるカメたちの役割と、地域と連携した保全活動の実例を紹介します。

【プロフィール】
 1963年岡山県生まれ。1986年名古屋大学理学部生物学科卒業。1993年東京都立大学にて理学博士号取得。愛知大学、愛知学院大学、愛知教育大学非常勤講師を経て、現在、愛知学泉大学現代マネジメント学部教授。
 愛知県動物行政推進協議会委員長、なごや生物多様性センター長、名古屋市生物多様性保全協議会副委員長、岡崎市動物行政推進委員会会長を兼任。その他、愛知県移入種検討会委員、岐阜県レッドデータブック改訂調査検討委員会専門部会員、名古屋市レッドリスト選定委員、岡崎市自然環境調査検討委員など各種委員を務める。
 また日本カメ自然誌研究会代表、紀伊半島野生動物研究会評議員、NPO法人カメネットワークジャパン理事など、カメの保護活動に尽力している。

託児サービス
 本講演会の開催時間中、0歳〜就学前までのお子様の託児サービスを実施します。ご希望の方は、申込み時に託児を希望するお子様の年齢(講演会実施日現在)と人数をご連絡ください。料金は無料です。

※定員に限りがありますので、応募多数の場合は抽選となります。
 なお、託児サービスについては外部に委託しての実施となります。

応募方法
 Eメールで以下のとおりお申し込みください。

 mizube2018@tokyo-zoo.net宛に、件名を「水辺講演会」とし、本文に参加希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢、代表者の住所・氏名・電話番号を記入してお送りください。
 お申込みの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。

 【締切】2018年2月22日(木)28日(水)送信分まで有効
     ※席に少し余裕がありますので、締切を28日までといたします。

※応募者多数の場合は抽選とし、当落にかかわらずお知らせします。
※お申込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該イベントに関するご連絡のみに使用します。
 また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。

その他
 連続講演会「身近な水辺の生き物を守る」の第2回は、葛西臨海水族園で2018年3月18日(日)に開催予定です。詳細については後日お知らせします。

(2018年01月11日)
(2018年02月22日更新)


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