野生生物の保全のうえで、「生物多様性」は動物・植物を問わず、重要なキーワードです。しかし、なぜ生物多様性が重要なのかは、まだまだ一般的ではありません。
そこで井の頭自然文化園では、5月17日の開園記念日および5月22日の国際生物多様性の日(※)に関連した企画として、わかりやすく生物多様性について学べる講演会を開催します。ぜひご来場いただき、「生物多様性」という言葉とその重要性について知っていただきたいと思います。
※国際生物多様性の日について
生物の多様性に関する条約が締結されたことを記念して、生物の多様性が失われつつあること、またそれにまつわる諸問題に対する人々の認知を広めるために国際連合が制定した記念日(国際デー)。毎年5月22日。
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ハンショウヅルとマルハナバチ | 多田多恵子氏 |
日時 2017年5月13日(土) 13時30分~15時45分
場所 動物園(本園) 彫刻館B館
定員 130名
内容
◆「葉っぱの多様性、花のレストランの多様性」
多田多恵子氏(植物生態学者・理学博士)
【プロフィール】
東京都生まれ、東京大学大学院博士課程修了、理学博士。
国際基督教大学、東京農工大学、立教大学非常勤講師。専門は植物生態学、植物の繁殖戦略、虫や動物との相互関係などを調べている。またナチュラリストとして、フィールド観察会などを行っている。
著書に「ようこそ! 花のレストラン」(少年写真新聞社)、「種子たちの知恵」(NHK出版)、「図鑑NEO 花」(小学館)、「野に咲く花の生態図鑑」(河出書房新社)、「身近な草木の実とタネハンドブック」(文一総合出版)、「増補改訂・植物の生態図鑑」(学研)、「葉っぱ博物館」(山と渓谷社)など多数。
【講演要旨】
身近な草木の葉っぱも、ただ目で見るだけでなく、なでたりにおいを嗅いだりすると、見えない違いが「見えて」きます。
葉っぱの形にも意味があるのでしょうか?
花にもさまざまな色や形があります。なぜ、その色や形になったのでしょうね? 花と虫の多様な関係も探ってみましょう。花はさながらレストラン。ファミレスもあれば高級専門店や、怪しい裏通りの店もあるのかも?
自然の中で、植物の生活には虫や鳥やけものがさまざまに関わっています。一歩近づいて、見えていない部分を探って、観察にひと工夫を加えると、きらりと光る秘密が見えてくるかもしれません。当日は、実物の観察も交えながら、植物の多様性とまわりの生き物との多様なつながりをみていきます。
応募方法
往復はがきまたはEメールで以下のとおりお申し込みください。
託児サービスについて ※託児サービスの受付は終了しました
本講演会開催時間中、0歳〜就学前までの託児サービスを提供します(外部業者への委託により
実施します)。料金は無料です。ご希望の方は申込時に、託児を希望するお子さまの年齢(講演
会実施日現在)と人数をご連絡ください。
○往復はがき
代表者の住所・氏名・電話番号、参加希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢を明記のうえ、以下の宛先までお申し込みください。
【宛 先】〒180-0005 武蔵野市御殿山1-17-6
井の頭自然文化園「生物多様性講演会」係
【締 切】2017年
4月28日(金)当日消印有効 5月8日(月)必着 ※募集終了しました。
○Eメール
diversity2017@tokyo-zoo.net宛に、件名を「生物多様性講演会」とし、本文に参加希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢、代表者の住所・氏名・電話番号を記入してお送りください。
お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。なお、自動返信などによる確認メールの送信はありません。
【締 切】 2017年
4月28日(金)送信分まで有効 5月8日(月)17時到着分まで ※募集終了しました。
※応募者多数の場合は抽選とし、当落にかかわらずお知らせいたします。
※お申込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該イベントに関するご連絡のみに使用いたします。
また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。
(2017年03月23日)
(2017年04月01日更新)