催し物
5/22 開園記念日講演会「動物の進化をひもとく──都会に暮らす動物たちの遺伝的多様性」(※募集終了しました)
 └─2016/04/16

 井の頭自然文化園は1942年5月17日に開園しました。2016年5月21日(土)と22日(日)には開園記念日にちなみ、さまざまなイベントを開催します。

 また、5月22日は国連が定めた「国際生物多様性の日」でもあります。そこで動物たちの進化と生物多様性に焦点をあてた講演会を開催します。高校生以上を想定した内容ですが、どなたでもご参加になれます。お待ちしています!

日時 2016年5月22日(日)13時30分~16時
場所 井の頭自然文化園 動物園(本園)資料館集会室
定員 60名

ハクビシン
講演会チラシ(ダウンロードはこちらから

講演1「井の頭自然文化園で飼育する都会の動物」

 講師:大西一馬(井の頭自然文化園飼育展示係)

 井の頭自然文化園は日本産動物の飼育展示に力を入れています。その中でタヌキやキツネ、ハクビシンなど、都会にくらす動物たちも展示しています。文化園の動物の紹介を通じて、東京にくらす動物たちについてお話しします。

講演2「動物の進化をひもとく──都会に暮らす動物たちの遺伝的多様性」

 講師:増田隆一先生(北海道大学大学院理学研究院教授)

 講演内容について増田先生から:「私は日本列島に生息する哺乳類がいつ、どこからやってきたのか、そして、どのように進化してきたのか、という疑問を解き明かすことを目標にして、研究に取り組んでいます。そんな動物の中で、古くから民話や物語に登場するキツネやタヌキが最近では都会でも見られるようになりました。かれらはどのように都市空間を移動し、集団をつくっているのでしょうか? また、日本で分布を広げている外来種ハクビシンはどこからやってきたのでしょうか? 都市で見られるそんな野生動物への疑問に答えるため、遺伝子の違いや多様性に着目した研究からわかってきた成果を紹介します」。

・増田隆一先生プロフィール
 1960年生まれ。北海道大学大学院理学研究科博士課程修了(理学博士)。米国立がん研究所研究員、北海道大学助手、准教授を経て教授。専門は動物地理学、分子系統進化学。おもな著書に、『動物地理の自然史』(共編著、北海道大学出版会)、『ヒグマ学入門』(共編著、北海道大学出版会)など。

応募方法

 往復はがき、またはEメールでお申し込みください。応募者多数の場合は抽選をおこない、当落にかかわらずお知らせします。

 ○往復はがきの場合 希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢、代表者の住所・氏名・電話番号を明記し、返信面に代表者の住所・氏名を記入して次のあて先までお送りください。〒180-0005 東京都武蔵野市御殿山1-17-6 井の頭自然文化園「開園記念日講演会」係。2016年5月12日(木)到着分まで有効

 ○Eメールの場合 inokashira-kouen2016@tokyo-zoo.netあてに、件名を「開園記念日講演会」とし、本文に希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢、代表者の住所・氏名・電話番号を記入してお送りください。申込の際は、@tokyo-zoo.netおよび@tzps.or.jp からのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください(携帯電話からお申し込みの方はとくにご注意ください)。なお、自動返信等による確認メールはお送りいたしません。2016年5月12日(木)送信分まで有効

(2016年04月16日)
(2016年05月13日更新)


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