国際カエル年企画展「TOKYO カエルさわぎ」が始まりました。東京都心に生息するアズマヒキガエルをはじめ、カエルの興味深い暮らしぶりや、直面している問題などを“さわぎ”と称し、色とりどりの“さわぎ”ごとに展示が繰り広げられます。
期間は2008年6月5日から10月14日。会場は「水辺の自然」エリアの淡水生物館です。
中でも、夜行性のアズマヒキガエルが観察できる水槽は圧巻です。昼と夜の二つの水槽で行動の違いが観察できます。大きな夜の水槽では、薄暗いコンクリートブロックや植木鉢の間から、何匹ものカエルたちが顔を出しています。東京23区内での暮らしぶりをそのまま切り出してきたような感じです。
そのほか、トウキョウダルマガエルやニホンアマガエルなど、都内に生息する7種のカエルやオタマジャクシを展示しています。
また、この企画展には、来園者のみなさんが参加できるコーナーがたくさんあります。たとえば、カエルのためにできることを宣言する「カエルとわたしの約束」、思い出を紙に書いて掲示する「カエルとの思い出をつづる」など、もりだくさん。
来場がまだの方でも、この“さわぎ”に参加できます。「私は見た!巷のカエルさわぎ」と題するコーナーでは、日常生活の中でカエルと遭遇した瞬間の写真を募集しています。いただいた写真は、会場内に掲示します。撮影場所と撮影日を明記し、 kaeru_sawagi@tokyo-zoo.net あてに添付ファイルとしてお送りください(メールの容量制限は1通につき8MBまで)。みなさんの身近で暮らすカエルたちの素顔を、ぜひお寄せください。
上記のとおり、企画展は2008年10月14日(木)まで開催しています。東京で暮らすカエルたちのさわぎに、耳をかたむけてみませんか? 水族園の TOKYOカエルたちが、みなさんのご来場をお待ちしております。
写真上:企画展会場
写真下:アズマヒキガエル
〔葛西臨海水族園 教育普及係 細野潤子〕
(2008年06月13日)
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