井の頭自然文化園では、2018年10月27日(土)、28日(日)の
ヤマネコ祭2018の特別企画として、講演会を開催します。
当園は2006年から環境省などが推進するツシマヤマネコの保護増殖事業に参画し、人工繁殖に取り組んでいます。今回の講演会では、日本獣医生命科学大学と共同で進めてきた人工繁殖技術の開発の成果報告と、井の頭自然文化園をはじめ韓国や台湾でのヤマネコ保全の取組みについて紹介します。
希少動物の保全に関心のある方々のご参加をお待ちしております。
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ツシマヤマネコ | 2014年に人工繁殖に成功したアムールヤマネコ(右) |
日時 2018年10月27日(土) 13時30分~16時
場所 動物園(本園) 資料館2階
対象 高校生以上
定員 60名
参加費 無料(入園料も無料となります)
内容
◆講演1「井の頭自然文化園が取り組むツシマヤマネコの保全」
唐沢瑞樹(井の頭自然文化園 飼育展示係)
◆講演2 東京動物園協会・日本獣医生命科学大学連携協定共同事業成果報告
「ヤマネコの人工繁殖に挑戦する!」
堀 達也 氏(日本獣医生命科学大学 教授)
【要 旨】
井の頭自然文化園と日本獣医生命科学大学は、2006年から共同でヤマネコの人工繁殖技術の開発に取り組んできました。そして2014年にアムールヤマネコの発情と排卵を人工的に誘発して、人工授精を成功させることができました。この技術は絶滅の危機に瀕しているツシマヤマネコの保護増殖事業に貢献できると期待されています。
今回の講演では、アムールヤマネコの繁殖に至るまでの経緯と、ツシマヤマネコへの応用の取組みについて紹介します。
【堀達也氏プロフィール】
1968年2月、東京都生まれ。日本獣医畜産大学獣医学科卒業後、日本獣医生命科学大学獣医学部獣医学科助手、講師、准教授を経て、現在獣医臨床繁殖学研究室教授。博士(獣医学)。主な研究分野は、犬の繁殖生理に関する研究および犬や猫の人工繁殖技術に関する研究であり、最近では「犬胚の凍結保存」に関する研究でThe Journal of Veterinary Medical Scienceの2016年優秀論文賞を受賞した。
共著に『動物臨床繁殖学』(朝倉書店)、『動物園動物管理学』(文永堂出版)、『伴侶動物治療指針 Vol.6』(緑書房)、『犬と猫の治療ガイド2015』(インターズー)などがある。
託児サービス
本講演会の開催時間中、0歳〜就学前までのお子様の託児サービスを実施します。
ご希望の方は、講演会の参加応募メールに、託児を希望するお子様の年齢(講演会実施日現在)と人数を合わせて記入のうえ、ご連絡ください。料金は無料です。
※定員に限りがありますので、応募多数の場合は抽選となります。
なお、託児サービスについては外部に委託しての実施となります。
10月18日(木)以降に申し込みされる方につきましては、外部への委託契約期間を設ける関係上、本サービスを実施することができませんのでご了承ください。
応募方法
Eメールで以下のとおりお申し込みください。
yamaneko2018@tokyo-zoo.net宛に、件名を「ヤマネコ講演会」とし、本文に参加希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢、代表者の住所・氏名・電話番号を明記のうえ、お申し込みください。
お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。
【締 切】2018年10月
18日(木)23日(火)送信分まで有効
※募集終了しました。
※応募者多数の場合は抽選とし、当落にかかわらずお知らせします。
※お申込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該イベントに関するご連絡のみに使用します。
また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。
(2018年09月27日)
(2018年10月18日:募集期間延長を追記)
(2018年10月25日:募集終了を追記)