昨年(2015年)、日本におけるコウノトリ野生復帰事業が10年目を迎えました。また、韓国でも放鳥が開始され、野外で繁殖に成功し、2羽が巣立ちました。
韓国には日本生まれのコウノトリが長期に滞在するなど、個体交流への期待が高まっており、今後、日本と韓国が連携を強化することがコウノトリの野生復帰にとって重要です。2016年12月、韓国の研究者を招聘し、知見の共有を図り、コウノトリの保全について考えます。
韓国で放鳥されたコウノトリ
コウノトリ保全国際シンポジウム
「コウノトリの生息域拡大に向けて 全国へ、そして世界へ──日韓からの野生復帰と個体群管理の現状報告」
日時 2016年12月10日(土) 13時15分〜16時50分(12時45分から受付)
場所 井の頭自然文化園 彫刻館B館
定員 120名
内容(※韓国からの講演者2名については韓国語から日本語への通訳をおこないます)
シンポジウム開催にあたって「なぜ今、海外との連携か」
山岸哲氏(コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル代表、
兵庫県立コウノトリの郷公園園長)
基調講演「野生復帰の進展と今後の海外連携」
Advancement of OWS reintroduction in Japan and international cooperation from now on
江崎保男氏(IPPM-OWS域内保全作業部会部会長、
兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科科長・教授)
講演1「コウノトリの行動生態の探求:飼育下から野外へ」
Exploring the behavioral ecology of oriental storks: from captivity to wildness
Dr. Jongmin Yoon(ユン・ジョンミン)博士(韓国教員大学校主任研究員)
講演2「個体群管理ソフトを用いた日本国内の飼育下個体群の現状分析」
Using the population management software, analysis of present state of the captive population of Stork in Japan
大橋直哉([公財]東京動物園協会 井の頭自然文化園教育普及係長、
[公社]日本動物園水族館協会生物多様性委員会ニホンコウノトリ計画管理者)
講演3「韓国における再導入のための飼育コウノトリ集団の遺伝的多様性の管理戦略」
The Management Strategy of Genetic Diversity of Captive Oriental Storks for Reintroduction in South Korea
Dr.Hyun-Joo Yoon(ユン・ヒョンジュ)博士(韓国教員大学校研究員)
講演4「個体群管理ソフトを用いた域外・域内個体群の遺伝管理の重要性」
The importance of in situ and ex situ genetic management using a population management software
内藤和明氏(兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科准教授)
応募方法
往復はがきまたはEメールで以下のとおりお申し込みください。
※応募者多数の場合は抽選をおこない、当落にかかわらずお知らせします。
○往復はがき
代表者の住所・電話番号、参加者全員の氏名(ふりがな)を記入し、返信面に代表者の住所・氏名を明記のうえ、お申し込みください。
【宛先】〒180-0005 武蔵野市御殿山1-17-6 井の頭自然文化園「コウノトリシンポジウム」係
【締切】2016年
11月28日(月)12月4日(日)当日消印有効
※募集終了しました。
○Eメール
stork2016@tokyo-zoo.net宛に、件名を「コウノトリシンポジウム」とし、本文に代表者の住所・電話番号、参加者全員の氏名(ふりがな)を記入してお送りください。
お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。なお、自動返信などによる確認メールの送信はありません。
【締切】2016年
11月28日(月)12月4日(日)送信分まで有効
※募集終了しました。
※お申込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該イベントに関するご連絡のみに使用します。
また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。
主催:コウノトリの個体群管理に関する機関・施設間パネル(IPPM-OWS)
共催:(公財)東京動物園協会、兵庫県立コウノトリの郷公園、兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科
後援:(公社)日本動物園水族館協会
助成:本シンポジウムの開催経費の一部は、公益信託サントリー世界愛鳥基金の助成を受けています。
(2016年10月21日)
(2016年11月22日更新)
(2016年12月05日更新)