ニュース
保護したフンボルトペンギンの健康状態について
 └─2012/05/25

 2012年3月4日に葛西臨海水族園からの脱出を確認したフンボルトペンギン1羽(ニュースはこちら)を、5月24日(木)17時30分ごろに捕獲したことをお伝えしましたが(ニュースはこちら)、その後の健康状態について、お知らせします。

種類
 フンボルトペンギン(幼鳥)

頭羽数
 1羽 ※性別不明

健康状態
 5月25日(金)9時頃、上野動物園から獣医師が来園し、担当立会いのもと、ペンギンの診察をおこないました。

(1)全般
 栄養状態は良く、人に対する反応も良い。脚にも異常はみられない。

(2)目の異常
 眼が充血し、やや腫れていた。結膜炎の疑いがある。しばらくは目薬をさして治療をおこなう。

(3)翼の付け根の状態
 翼の付け根につけていたリング(個体識別用)の影響で羽が一部抜けていた。リングを外し診察したが、皮膚に異常はなかった。

(4)検疫
 細菌検査をおこなうため、最低でも1週間の検疫期間が必要となる。何か異常が見つかった場合は、投薬などが必要で検疫期間は延長する可能性がある。

今後の予定
 引き続き、獣医師の指導のもと、検疫をおこない、健康状態を見守っていく予定です。
 一般公開は、今のところ未定です。


◎関連ページ
「脱出したフンボルトペンギンを捕獲しました」
 (2012年05月25日ニュース)

「どうぶつ図鑑」フンボルトペンギン


写真:検疫中のフンボルトペンギン(幼鳥)

(2012年05月25日)



ページトップへ