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雪が好きなヒツジたち
 └─2008/02/09

 2008年2月3日の日曜日、上野動物園子ども動物園のなかよし広場にもたくさんの雪がつもりました。水が大きらいなヤギたちは、雨の日と同様、屋根の下から出てこようとしません。

 でも、ヒツジたちはちがいます。真っ白の毛に真っ白の雪をつもらせながら、広場をウロウロ。あまり雪を気にしていないようでした。

 寒さには強いヤギやヒツジですが、東京としてはかなりの雪となったこの日、お客さんも少ないので少し早めに寝小屋に入れました。

 そして次の日の休園日。天気は快晴です。朝、寝小屋をあけると、みんな広場にある餌にまっしぐら! ですが、広場は昨日の雪が凍ってツルツルです。なにも知らずに広場に出たヤギは、すべって転んでしまいました。それを見たうしろに続くヤギたちは慎重に歩いていましたが、太り気味のヤギはツルッとすべってしまいます。身軽な子ヤギたちは、餌めがけてピョンピョン跳ねて走ってもへっちゃらです。ヤギたちは、餌を食べているあいだもツルツルとすべっていました。

 餌を食べ終えたヒツジたちが向かった先は、つもった雪でした。めずらしそうに匂いをかいでパクリ。まわりにいたヤギやミニブタも雪をかじっています。

 冷たいし、味はないはずなのに、おいしいのかな~?と担当者には疑問が残りましたが、動物たちはこの季節でしか味わえない雪を楽しんでいるようでした。とくにヒツジたちは雪が好きなようで、数日たっても残っている雪の山をペロペロなめるすがたが見られました。

 もしかすると明日(2月9日土曜日)にも雪が降るかもしれません。子ども動物園の動物たちの反応を観察してみてください。

〔上野動物園子ども動物園係 高橋美紀〕

(2008年02月09日)



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