2005年8月30日午後4時ごろ、上野動物園のキジ舎の上でカラスバトを職員が発見! カラスバトは、常緑広葉樹林の減少とともに数が減り、いまでは本州、四国、九州の本土ではほとんどいなくなった鳥です。伊豆七島や南西諸島など、林の残っている離島で見られます。天然記念物。
そのカラスバトが、東京都台東区上野公園内に出現! 台風11号で飛ばされてきた? カラスバトは日本のハト類では最大種。からだは全体に黒く、紫や緑の金属光沢があります。
大島でもなかなか見られないのに……。渡りをするのは少数で、すんでいる島から出ることは、なかなかないということだそうです。
上野動物園のキジ舎では、カラスバトも展示しています。仲間のところにやってきたのでしょうか。でも、どうやって? この個体、翌日にはいなくなってしまいました。
(2005年9月9日)
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