上野動物園の西園、小獣館で飼育していたマヌルネコのメス「プリームラ」は、治療のため1月2日より展示を中止し、現在は管理エリアで飼育しています。
「プリームラ」は昨年12月22日から繁殖を目指してオスの「クリョン」と同居を始め、順調に見えていました。しかし、12月29日に歩き方に違和感が見られたため、翌日に検査をおこなったところ、左上腕骨の骨折が確認されました。この骨折は腫瘍による病的骨折の可能性が高いと診断されました。
骨にできる腫瘍の多くは悪性で、強い痛みを引き起こすことがあります。そのため、腫瘍の転移を防ぎ、痛みを取り除くために左前肢を切除する手術をおこないました。ネコは3本足での生活にもよく適応できるため、飼育下では大きな問題なく生活できます。実際、手術から5日目には「プリームラ」は上手に歩けるようになり、痛みがなくなったことで生活の質(QOL)の向上も期待されています。
今後は「プリームラ」の体調を見ながら、展示復帰を目指していく予定です。なお、オスの「クリョン」は引き続き展示をおこなっています。

管理エリアで飼育している「プリ―ムラ」のようす(2026年1月11日撮影)
(2026年01月21日)