こちらでお知らせしたとおり、上野動物園では9月23日に、この1年間に死んだ動物へ感謝の気持ちを表す
「動物慰霊祭」を、おこないました。
開園前には園職員のみでおこない、開園時間中にはお客さまを交えておこないました。
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職員黙祷(開園前) | 園長による動物への感謝の言葉 |

上野動物園 園長による献花
今年は戦後八十年の節目にあたり、戦時下の「猛獣処分」という動物園史上もっとも悲しい出来事を思い起こし、平和の尊さを後世に伝える必要があります。
終戦以来、動物園は憩いの場に加え、教育・種の保存・調査研究など多様な役割を担う施設へと発展しました。その歩みを支えたのは、ここで生き、一生を終えた動物たちです。
この一年間にも大小さまざまな動物が命を終えましたが、いずれも唯一無二の存在でした。
彼らは展示を通じて生態や力強さを伝え、感動を与え、繁殖で命を未来へつなぎ、研究の知見を残しました。本日、みなさまとともに動物たちの冥福を祈り、深い敬意と感謝を捧げます。私たちはその命を忘れず胸に刻み、今後も動物園の使命を果たしてまいります。
〔上野動物園園長 福田豊〕
下記の通り、慰霊動物の代表として、8個体の動物たちを東園・動物慰霊碑横のパネルとウェブ上で紹介します。みなさまにおかれましても、それぞれ思い出深い動物たちを偲んでいただければ幸いです。
※代表慰霊動物(8個体)は、
こちらのPDFをご覧ください。
(2025年09月23日)