小獣館の地下にいるレッサースローロリスに赤ちゃんが誕生。2005年5月1日生まれです。右の写真は、お母さんからちょっと離れたときの赤ちゃんのようす。
レッサースローロリスは、スローロリスよりも小型のサル。ラオスから、ベトナム、タイ、カンボジアなどに分布しています。樹上でくらし、果実、鳥の卵やひな、小動物、昆虫などをえさにしています。
スローロリス類は「スロー」な動きで知られていますが、レッサースローロリスは、スローロリスにくらべると、すばやい動きを見せるようです。とはいっても、やっぱりスロー。
ちなみに「ロリス」は、オランダ語で道化師の意味とか、動きの遅いものの意味とか、諸説あるようです。
前足も後足も、枝をしっかり握れるようになっていて、姿勢によっては、前足と後足の区別がすぐにはわからなかったりして……。でもじつは、後足の第2指には長い爪があって、身づくろいに使われるようです。
母親と子どもは、他の個体とは別にしています。小さめの展示室をのぞいてみてください。展示室内の天井につかまってぶらさがっていることもありますので、見つからないときは下から飼育室天井をチェック。赤ちゃんは、母親のおなかにしがみついていることが多いようです。
・東京ズーネット「どうぶつ図鑑」の
レッサースローロリス
・「どうぶつ図鑑」の
スローロリスはこちらです。
(2005年5月13日)