上野動物園西園ハシビロコウ舎の改修工事と工事期間については以前にお知らせしましたが、今回は現在おこなわれている工事内容についてご説明します。
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「ハシビロコウの施設が一部見られなくなります」(2013年08月17日)
もともとこの飼育ケージは、フラミンゴ舎として使用していたものでした。ハシビロコウの運動能力や生理、生態などを文献で調査して、幾度かの改修を重ねてきましたが、実際に飼育してみると予想外に飛翔力があり、運動量も豊富でした。また複数羽を同じスペースで飼育することも困難な鳥で、放飼場に隣接する部屋も一羽一羽、別になっています。
今回の工事は、天井のネットが低くなっていたところのかさ上げと、2013年1月の大雪で曲がってしまったネット支柱の交換が目的です。
今回の改修によって、来園者のみなさんには少しでも見やすく、また鳥たちも安全にくらすことのできる動物舎に、一歩でも近づけていきたいと思います。もうしばらくご不便、ご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力をお願いします。
なお、現在は、一部ごらんになれるところがあり、そちらでは5羽いるハシビロコウを、入れ替えながら見ていただいています。
写真:工事風景
〔上野動物園西園飼育展示係 山岸まゆみ〕
(2013年09月13日)