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ガラパゴスゾウガメ、お年寄りでないのに敬老の日?
 └─2013/09/13

 上野動物園では毎年9月、敬老の日にちなみ、高齢動物たちを紹介するパネルを掲示しています。
 2013年は、それぞれの動物の特徴やエピソードにちなんだ賞を考え、表彰状を設置しました。

 しかし、人間から見れば長い年月を生きてきたように思えても、その動物にとっては、まだまだ人生(動物生?)の折り返し地点ということもあります。そんな動物たちは「長期にわたって上野動物園で飼育されている」ことを表彰しました。

 今年のお勧めはガラパゴスゾウガメの「カメ吉」です。ふだんは来園者の目に触れないバックヤードでのんびりくらしていますが、毎年夏になると、避暑のため、西園両生爬虫類館の外の木陰に展示しています。

「『ガラパゴスゾウガメ』避暑へ!」(2013年07月26日)

 御年73歳(推定)! 上野在籍年数は53年以上で、当園すべての動物たちの大先輩です。73歳と聞くと「相当なおじいちゃん」と思われがちですが、ガラパゴスゾウガメとしてはまだ壮年期です。

 そんな彼に贈ったのは「上野動物園の大先輩賞」です。

 そのカメ吉に会えるのは今だけで、秋が深まり肌寒くなってくると再びバックヤードに戻ってしまいます。それまでにぜひ、足をお運びください。

 2013年9月16日13時から西園動物園ホールにて、「長寿動物と動物愛護標語の表彰式──江戸家小猫さんによる耳で楽しむ動物園」を開催いたします。こちらもご参加お待ちしております。

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写真:「カメ吉」の表彰状

〔上野動物園教育普及係 亀田愛子〕

(2013年09月13日)



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