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小獣館にサハラゾリラ登場!──7/26
 西園の小獣館1階でサハラゾリラの展示を始めました。名前だけ聞くとどんな動物かわからないかもしれません。名前を人に伝えようとすると、たいてい聞き返されてしまいます。

 姿を見た来園者の方が「スカンクみたい……」と感想を漏らしていましたが、まさにスカンクと同じイタチ科の動物です。「フェレットに似てるねー」という声もありました。

 サハラゾリラの体長は20~28センチ、尾長10~18センチ、体重0.5~1.5キログラム。口吻は黒、前頭部は白、頭頂は黒で、背中は白地に黒い縞があります。尾はほぼ白色。展示しているのは推定年齢3歳のオス1頭です。

 西はモロッコやセネガル、東は紅海沿岸まで、サハラ周辺の半砂漠地帯に生息する夜行性の動物です。完全な肉食で、動物園では馬肉、鶏頭、コオロギなどをあたえています。餌やりの際、人間が近づくと、しっぽを上げ、かん高い「ギャー」というような警戒音で威嚇してきます。

 肛門腺がよく発達していて、悪臭のある液体を発射しますが、スカンクほどはきつくない、という報告もあります。

 「ゾリラ」zorilla という名前は、スペイン語の zorra, zorro(キツネ)に由来するようです。このスペイン語はさらにバスク語にさかのぼることができるようですが、さだかではありません。

 小獣館1階、入口のすぐ近くで展示しています!

(くわしくはメールマガジン ZooExpressのバックナンバー・ページからNo.70をどうぞ)



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