西園小獣館で、4月12日、コビトマングースの赤ちゃんが3頭生まれました。展示場の中で走りまわったり、子どもどうしで取っくみあいをしています。展示場所は、小獣館入口を入って進むとすぐ右側。
子どもたちを見ていると、たがいに上になったり下になったり、休むことがありません。親らしき個体がいつもそばで見ています。
ジャコウネコ科の中でいちばん小さいコビトマングースは、社会性をもつことで知られています。群れの中に優位のペアが1組いて、そのペアだけが繁殖をするのです。群れの大きさは20頭を超えることもありますが、出産期に入った群れは平均約8頭です。場合によっては、劣位の若いメスはなかなか子どもをつくることができません。
なお、多くのマングースに面白い習性が知られています。「前足で堅い餌をもちあげ、股(後足のあいだ)を通し、うしろの岩に投げつけて割る」という行動です。コビトマングースでもこの行動が見られます。小獣館では、水曜日・金曜日・日曜日の午後3時ごろ、このユニークな食事風景を公開しています(動物の体調などにより、中断・中止することがあります)
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