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子ども動物園が葛西臨海水族園に出現
 └─2009/10/23

 2009年10月10日(土)、葛西臨海水族園が開園20周年を迎えました。その翌日と翌々日(10月11日[日]と12日[月])、秋晴れの葛西の空に「マグロのぼり」がひるがえっています。ここに上野動物園の子ども動物園がやってきました。題して「ヤギさんのおつかい」(お知らせ)。

 「水辺の自然」の隣にある芝生広場に作られた大きなサークルの中には、ラマとアルパカがいます。小さなサークルにはリクガメのアカアシガメとキアシガメ。杭につながれたヒツジ。別の杭にヤギ。係員の腕にはフクロウの「ゴロー」ちゃん。

 奥の大きなテントにはモルモット、ハツカネズミ、ウサギ、ヒヨコがいます。これらの小動物は、お客さんに抱っこされるためにやってきました。動物を抱っこできるコーナーは1時間ずつ3回開催。たくさんの人たちがやってきてくれました。動物たちも緑の芝生の上です。とてもきれいに見えます。ふだん、芝生広場の向こうには企業の大看板が見えますが、今日はテントに隠れ、広々として見えます。

 開催は2日間。私たちは動物たちを上野動物園の子ども動物園から車で運びました。荷台の高い2トン車にスロープをつけ、動物を搬出入しましたが、なかなか乗ってくれなかったのがラマ。最初はいやがって「胃液のツバ」をはきまくり、周囲は異様な臭いに包まれました。ところが、最終日はだれもがあっけにとられてしまうほどすんなり乗車。よほど帰りたかったのでしょうか? 出張がいやだったのか? 理由は不明ですが、このような移動動物園を実施するのはこれで3度目。そのつど出張しているのがラマ。もしかして、慣れてくれたのでしょうか?

〔上野動物園子ども動物園係長 高藤彰〕

(2009年10月23日)



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