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カナダヤマアラシの子どもが育っています──5/22
 2004年4月8日、カナダヤマアラシが2頭目を出産! 寝小屋の外に出てくるようになりました。小さい体で、ヨロヨロと木を登ったり降りたりしています。
 カナダヤマアラシは「アメリカヤマアラシ科」の動物です。アメリカヤマアラシのなかまには、ほとんど木の上でくらす種類も多いのですが、カナダヤマアラシは、地上でも活動します。
 去年(2003年)の4月19日にも1頭が生まれています。展示場は、西園小獣館の1階を抜け、外に出てすぐ左手の放飼場。

 毎日午後3時ごろに餌を与えています。餌の内容は、リンゴ、サツマイモ、葉食いザル用ペレットなどです。
 いちばんに食いつくのはペレットです。ネズミ類のように、両手で餌を持つのが特徴。ペレットは比較的細かいものなので、うつわに手を突っ込んで、ザクッとつかみ、ムシャムシャと無心に食べております。ちょっと、乾きモ
ノっぽい感じで。

 手でモノをもつという行動は、同じく小獣館にいるアフリカタテガミヤマアラシにはできません。ちなみに、アフリカタテガミヤマアラシは「ヤマアラシ科」、カナダヤマアラシは「アメリカヤマアラシ科」で、モノをもつのはアメリカヤマアラシ科のなかまです。

 放飼場には葉のついたケヤキの枝も置いています。これは、子どもが好きなため。
 ちなみに、カナダヤマアラシは樹皮もバリバリ食うので、原産地では害獣にもなっています。
 親子4頭、ユニークなうごきのカナダヤマアラシを小獣館でゼヒ!

・「東京ズーネットBB」より、去年(2003年)5月8日撮影のカナダヤマアラシ親子の動画はここ



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