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タテガミオオカミ、17年ぶりの来園──3/8
 2002年2月13日、イギリスのハウレッツ動物園からのタテガミオオカミ1頭(オス、3歳)が上野動物園に到着しました。現在、パンダ舎で公開されています。2001年11月にジャイアントパンダのリンリンがメキシコに出発したため、レッサーパンダとともにパンダ舎の留守をあずかることになりました。

 タテガミオオカミは、南米の草原ややぶ、湿地に生息するイヌ科の動物で、小型哺乳類、爬虫類、魚や昆虫類、さらには果実や木の実なども食べる雑食性のオオカミです。体長は100~130センチ、体重は25キログラムほど。体は淡黄色の体毛でおおわれ、首から肩にかけて黒色の長いたてがみが生えています。すらっとした長い脚をもつタテガミオオカミの気品あるすがたには、飼育担当者たちもうっとりするほど。

 現在、日本ではタテガミオオカミは上野動物園でしか飼育されていません。当園では1985年以来、およそ17年ぶりの公開となります。

〔上野動物園飼育課 生井沢初枝〕

(くわしくはメールマガジンZooExpressのNo.50 をどうぞ)



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