上野動物園では毎年、ニホンザルの赤ちゃんが生まれます。じつは、赤ちゃんに名前をつける際、毎年異なる「テーマ」を決めています。今年(2008年)生まれの名前のテーマは──
「数学用語」です!
ちょっと変わったテーマかもしれませんね……。もちろん、同じテーマは1回しか使いません。毎年あたらしいテーマを決めているのです。
また、命名の「ルール」として、母親の名前から1文字とって、赤ちゃんの1文字目にあてます。たとえば、母親が「プラ
タナス」の場合、子どもは「
ダイニュウ」など(濁点・半濁点の付加削除はOK)。
こうして決まった2008年生まれの赤ちゃんの名前は:
母親 赤ちゃん
メヤ
スバコ → スウレツ (オス、2008年5月19日生)
ユキガッ
セン→ セイゲン (メス、2008年5月20日生)
プ
レーヤー → レイスウ (メス、2008年6月15日生)
ムシ
トリ → トレミー (メス、2008年7月23日生)
プラ
タナス → ダイニュウ(メス、2008年8月26日生)
エフ
シー → シメンタイ(オス、2008年9月21日生)
※なお、赤ちゃんがメスの場合、将来母親になったときにどの文字を子どもに与えるか、あらかじめ決めておきます。今年生まれの赤ちゃんの場合、セイゲンは「ゲ」、レイスウは「ウ」、トレミーは「ミ」、ダイニュウは「ニ」と決めてあります。
ちなみに「トレミー」というのは、「トレミーの定理」として使われることば。参考:
トレミーの定理 - Wikipedia。
かわいいさかりの赤ちゃんたち。上野動物園のサル山へゴー!
(2008年11月06日)