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子ども動物園、手作りの砂浴び場
 └─2008/09/12

 子ども動物園の「なかよし広場」には、さまざまなニワトリを放し飼いにしています。ニワトリは砂浴びが大好き。広場内の木の根元にあるわずかな砂や、丸く盛られた砂を使って、いつも砂浴びをしています。砂浴びをすることで、体についた小さな生物などを落とす効果あるといわれています。人間でいえば、シャワーや水浴びのようなものですね。

 しかし、最近の「ゲリラ豪雨」に見まわれたときは、広場の砂もドロドロの状態になってしまいました。これでは大好きな砂浴びができません。

 そこで、子ども動物園の高藤係長が得意の大工仕事にとりかかり、数時間で「移動式」の木箱を完成させました! この木箱に砂を入れ、中で砂浴びしてもらおうという目論見です。

 ところが、最初に入って遊び始めたのはヤギ……。何にでも興味を示す性格のヤギですから、この砂浴び場もヤギに占拠されてしまうのか……と思っていました。

 しかし、数日経つと、シャモやチャボなどのニワトリ、さらには大きなシチメンチョウが、ヤギに負けじと木箱に入るようになりました。木箱はシチメンチョウには少し狭いようでしたが、みんな雨の日でも砂浴びができて、うれしそうです。

 木箱で砂浴びをする、いきいきとしたようすのニワトリたち。子ども動物園の「なかよし広場」にお越しください!

〔上野動物園子ども動物園係 高橋美紀〕

(2008年09月12日)



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