3月20日は上野動物園の開園記念日。2004年で開園122周年をむかえました。いろいろな動物を飼育し、展示してきましたが、印象的な動物の一つがジャイアントパンダ。名前とすがたはよく知られている動物ですが、その生態はまだまだ謎につつまれています。
きたる2004年3月20日(土)の開園記念日には、「パンダの親指」と呼ばれる、ふしぎな前足の謎をテーマに、講演会を開催します!
日 時 2004年3月20日(土・祝)午後2時から4時
会 場 上野動物園西園の動物園ホール
対 象 中学生以上 140名
参加費 無料
内 容
「パンダ・最新情報」(30分)
講師:成島悦雄(上野動物園飼育調整係長)
国際繁殖計画によってメキシコから上野動物園にやってきたメスのジャイアントパンダ「シュアンシュアン」。リンリンとシュアンシュアンの生活や、ジャイアントパンダとはどんな動物かについてご紹介します。
「パンダの親指」(90分)
講師:遠藤秀紀先生(国立科学博物館)
上野動物園で死亡した動物は、研究のために国立科学博物館に行くことがよくあります。ジャイアントパンダのフェイフェイとホァンホァンも例外ではありませんでした。この2頭の前足をよく調べたところ、おどろきの事実を発見!
パンダの前足には「第6の親指」とよばれる「突起」があって、この突起のおかげで竹をつかめるのですが、人間の親指とはまったくちがう方法で竹を握っていることがわかったのです。パンダの親指の謎を通じて、動物園と博物館の共同研究をお伝えします。
参加方法 先着順・自由席です。当日、直接会場までおいでください(補助席もご用意しますが、混雑した場合は入館をおことわりすることもあります)。
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