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コアラの「ヒカル」大往生
 └─2008/07/11

 2008年7月10日、多摩動物公園で飼育していたコアラの「ヒカル」(オス)が死亡しました。国内最高齢のコアラでした。

 ヒカルは1987年11月18日、埼玉こども動物自然公園生まれ。20歳8か月でした。コアラの平均寿命は、野生では10歳、飼育下では15~16歳といわれています。2008年7月10日の午後から急激に体調が悪化し、同日午後6時30分、眠るように息をひきとりました。病理解剖の結果、死因は大動脈狭窄症でした。

 ヒカルが埼玉子ども動物自然公園から多摩動物公園に来たのは、1999年1月11日。繁殖を目的とした、動物間の契約(ブリーディングローン)でやってきたのです。残念ながら子どもには恵まれませんでしたが、日本で飼育されているコアラとしては最長寿でした。

 ヒカル死亡後、多摩動物公園のコアラは、オス1頭、メス2頭となりました。なお、コアラは東京都のズーストック計画で保護繁殖の対象となっています。

(2008年07月11日)



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